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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
一章 ジルド村の日常
13/180

終話胎動

ひとまず一章ラストです。

another side


「ぐああああ。」


そんな絶叫と共に私の意識はようやく戻った。

あの屈辱的な出来事からいったいどれぐらいの時がたったのだろうか?

無様に負けて肉体を失い、さらには己の魂すらもバラされ封印されてしまっていた。


「くそ!ここは何処だ。」


最悪だ!今の私は精神体であるが故にとても脆い存在になってしまっている。


「ようやくお目覚めなの。」


「主人、ご帰還おめでとうございます。」


「くだらねー事をさせられただけの価値はあったな。」


「いやいやこれからっしょ。」


「アテクシ、カンドウ。」


「・・・・・。」


私の周囲に6体の気配がした。

なるほど私のかつての眷属たちか。


「お前達、ご苦労だった。」


「いえ、主人我らこそ封印を一つ解くのに時間がかかり申し訳ありません。それにまだ精神体のためこれからいそぎ器を手に入れに参ります。」


「まて、器より先に今の状況を説明しろ。」


「これは失礼しました。」


そいつ曰く、今私のいる場所は精神体でも滅びない次元の狭間らしい。

さらに封印を解くには地上の下等生物供の協力が、必要だったためにかなりの時間がかかったがようやくうまくいって私の意識の覚醒に繋がったとのこと。

ただ精神体のためいくら滅びない次元の狭間であっても危険があるから、私が乗っ取るのに適した器を探している最中とのことだ。


そこまで聞くと私の感想としては実に忌々しい。

あの時私の計画を邪魔したアイリスも許せない!


「主人、器は地上の優れた“恩恵”を受けた者を用意いたします。候補は二匹まで絞れています。授かる前に確保する予定でございます。」


「まて、奴のことだ先に確保してしまえば“恩恵”が手に入らない可能性がある。しばし様子をみろ。」


「えぇ〜、待つのは退屈なの。」


「いいじゃないか!駒で遊べば時間潰しになるじゃねーか。」


「ついでに他の封印を解けるかもしれませんね。」


「そいつはいいじゃないっすか!皆で競争しやしょう。」


「アテクシ、ハカイタノシイ。」


「・・・・・・・。」


相変わらずこいつらは、自由気ままにやっているのだな。

しかしやろうとしている事は、実に有効だ。

地上に憎悪が満ちれば、それだけで私の力になっていく。


「あぁ、やっとだ。やっと私は目的を果たす事が出来るのだな。哀れな地上の下等生物に裁きを与えられるのだな!」


私は喜びに満ちていた。

かつての目的を果たせる時が近づいてきている。


「お前達!時が来るまで各自のしたい事をして過ごせ。して私の器はいつ手に入れられる?」


「主人、来年でございます。」


「選んだ“恩恵”はなんだ?」


「神殺しと神封じそれぞれ一匹づつでございます。」


「そうか。なら神殺しを優先で確保し神封じはもしもの場合に備えておけ。」


「主人、了解致しました。では行動を開始致します。」


「行ってきますなの!」


「かぁ〜暇つぶししてくるか。」


「ちゃっちゃっとヤっちまいますか。」


「アテクシオオイニタノシミ。」


「・・・・・・・」


そう言い残し我が眷属たちはこの場所から姿を消していった。

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