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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
八章 狂乱の宴
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終話最後の封印


another side 闇


!?

おかしいな?

封印は解除されたはずなのに、なんの力も戻ってこない。

まさかあの女神が何かしたのだろうか?


いや、ありえないな。

あいつは、地上の事には干渉できないはずだから別の可能性を考えなければな。


しかし、ボロンのやつはそういう事に関しては詳しいからな。

戻ってきたら早速取り掛からせるしかないな。


「主人、報告があります。」


「なんだライケル?」


最近こいつは私に不満があるのか、あまり私のために積極的に行動していない。


「先ほどルーガイとリメアが帰還しました。」


「それはわかっている。」


「・・・・・・それと偵察から報告が。」


「なんだ?」


「ボロンが倒されました。」


「ほう?で?」


「敵と相打ちだったらしいです。」


タイミングの悪いやつだ。

私はこれからの用事をボロンに任せるつもりだったのに、これは予定がずれてしまうな。

そんな事を私が考えていると、


「何かかける言葉はないのですか?」


「タイミングの悪いやつだったな。」


「それだけですか?」


「そうだ。それよりライケル、お前に仕事だ。」


私はライケルに、今回の違和感の調査を任せる事にした。

そのために、ライケルに情報をある程度細かく教えていった。


「・・・・・・了解しました。」


ライケルはまだ何か不満があるのか、納得していないようだったが、渋々私の頼み事を引き受け去っていった。


それと入れ違いの形で、ルーガイとリメアがやってきた。


「ほう?仮面を壊されたか。」


入ってきた2人は、仮面をつけていない状態だった。

となると、せっかくの私の楽しみを一つ奪われてしまったか。


これは別の余興を用意しないとだな。


「報告する気はあるかな?」


「・・・・・・」


相変わらずこいつらは私に抵抗をするのか。

仕方ない記憶を読むとするか、


「なかなか面白い事になってきたな。」


記憶を読んだ感想は実に素晴らしい!

なるほどな!

正体を知ったのは、器の関係者だったか。

となると、確実に正体を器が知る事になるから、次会うであろうアストラ王城がいまから楽しみになるな。


「なあ、お前は息子と戦いたくないか?」


「・・・・・・」


「まあ、返事が何であれ楽しく息子と殺し合ってもらうだけだから、安心しておくといい。」


「・・・・・・」


親子で殺し合いは、最高の余興になるだろうな。

しかし、イワンの時のような事があると困るんだよな。


そうだ!

強力な呪をかけておいて、正気に戻して殺し合わせるのがよさそうだな!


「ルーガイ、ついてこい。」


「・・・・・・」


命令に逆らおうとしているみたいだな。

全く無駄なのによくやるもんだな。


しかし、親を相手にどんな選択をするのか、器の行動と決断が楽しみだな。


しかし、呪を定着させるためには、一週間ぐらい行動をする事が出来なくなってしまうな。


まあ、その間に器には休息をとってもらい、万全の状態で楽しませてもらうとするか。

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