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進化した世界

結論から言うとここは俺が眠った時間から1000年後で確定のようだ。生前というのもおかしいが人間だった頃、俺はあることをきっかけに半分人間をやめることになった。そして超常の者たちと関わることになった。だが彼らは人間は世界を脅かす悪しき存在であるとして審判を下そうとしていた。俺は彼らに交渉を持ち掛け、人間が悪しき存在にならぬように導くことを決めた。だがその時の俺はごく一般的な家庭に育ったごく普通の人間だった。力を使えばよかったのかもしれないがそれは『世界のルール』に反してしまう。そのために俺は人間が悪しき存在にならない新世界のためのマニュアルを作った。そして運命を操作し、毛嫌いされていた妹の将来生まれてくる子供たちがこのマニュアルを発見し、その流れで人間社会も変革していくことにした。そのために俺は一時的にだが世界の道具になることを決めた。


「・・・・・・そして我々一族がご先祖様のマニュアル通り進行してきた次第です。」


現状の把握もかねて俺の、正確には妹の子孫の天人族の葉波から説明を受ける。順調のようだ。


「そして目下の問題が俺が目覚めたことによる魔力供給ってことであってるか?」

「・・・・・・!・・・さすがでございます。はい。」


俺は眠り、水晶の中で転生をすることにした。その転生の副産物ではないが、余分な魔力は世界に染み出すようにしていた。その結果、人間は進化し多種多様な種族に進化した。そして現在の社会も魔力が主流のエネルギーとなっている。そのエネルギー発生源だった水晶がなくなったことで社会的な混乱になっているが


「安心しな。俺の目覚めと共にこの星も生命としての進化を迎えた。今は産声をあげているよ。」


そう言って俺は目覚めた瞬間から世界に展開していた術式をここにいる子孫たちにだけ緩めた。そして


『ぎゃおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!』

『!?』


まるで龍の咆哮のようなものと共に物凄い魔力を彼らは感じただろう。5秒ほどで俺は術式を元に戻す。


「急にやっちゃうと君たちも、文明も驚いちゃうからね。しばらくは俺が制御しておくよ。」

「・・・・・はぁはぁはぁ・・・・ありがとう・・・・・・・ございます。」


どうやらかなりきつかったようで葉波は肩で息をしている。


「とりあえず今の世界を案内してもらおうかな。」

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