1000年後の世界
夢を見ていた。そんな感覚は一瞬にして消え去りそれが『経験』であるかのように頭の中に大量の情報が流れ込んでくるのがわかる。『転生』したからだろうか察せられる力も身についているのだろうか。なんとなく今何が行われているのかわかる。とりあえず今はこのもろもろのインストールが終わるのを待とう。
10分くらいだろうか、ゲームにしては長いインストール時間だがそれが終わり俺は体の若干の抵抗感を押しのけて動き出す。
バリーン!!!!
まるで水晶が割れるような音と共に俺はゆっくりと目を開ける。長い時間眠ったあとのあのぼやけを感じることもなく目の前の光景が鮮明に映る。目の前にはどこか妹に似た20代前半くらいの女性が立っていた。
「長き眠りからのお目覚め。子孫一同大変うれしく思います。」
女性のその言葉でだいたいのことを察してしまう。そして自動発動したその『力』により大まかなこともわかってしまう。不便ではないけど若干のネタバレ感があるな。とりあえずこの力はもう少し弱くしよう。
「・・・・・・・ありがとう。君たちもよくここまでしてくれたね。」
目の前には女性を始め何人かがいる。大人、子供、赤ちゃんを抱きながらもお辞儀をしている女性。なんとなく血のつながりみたいなものを感じる。どうやら
1000年は希望が紡がれたようだ。




