#36 ラーメン、紅葉、北海道
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#36 ラーメン、紅葉、北海道
11月。
私たちは学校のイベントで修学旅行というものに参加していた。
これは修行のための旅行じゃなくて各々の知識や経験を肌で深めていくための旅行だという。
....そんな修学旅行でほっかいどーへやってきた私!
はじめてのシンカンセン、はじめての街並みに感動をおぼえながら
私と藍、美歩に楓は到着したハコダテという街で腹ごしらえをすることに。
しかし藍の[特別なものが食べたい]という要望から
何を食べようか決めかねていたところ、私は函館ラーメンなる店を見つけ、
早速みんなを連れてその店に入ってみるのであった....
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「いらっしゃい!」
時刻は13時をまわった頃だったため小さな店内にはたくさんの人が。
しかしちょうど前の席の人たちが退店するタイミングだったので
並ぶことなく座ることができた。
早速テーブル席に座ってメニューを見てみることに。
「へえ。なるほど。函館と言えば塩ラーメン、ね。
じゃあ私それにしようかな。....優衣奈は?」
「もちろん私もそれ!」
楓と私は函館塩ラーメンを注文。
「ラム肉チャーシューの塩ラーメンもあるんっすね。自分これにするっす!」
「あ、それじゃあ私も....」
一方美歩と藍はラム肉チャーシューの塩ラーメンを頼んでいた。
その他餃子や焼き飯などを頼んで待つ。
待っている間、私は楓と一緒に函館塩ラーメンについて調べてみることに....
...この街、函館はその昔国の重要な港として開港。
そのとき交流の深かった近隣の国、中国の人々が伝えた
清湯スープがこの塩ラーメンのルーツとされている。
どうやら函館は昔から昆布やホタテなどの海産物が豊富で
そこからとれるダシが塩ラーメンの味わいに大きく影響しているみたい。
また、このラーメンが全国的に広まったきっかけは、
この味のインスタントラーメンを発売したことだという。
....インスタントって何?
とにかく今や全国的に有名になったこの塩ラーメンは
今や函館の名物として人気を連ねるのであった。
....へえ。我ながらとても興味深いものを見つけたじゃない。
などと調べに夢中になっていると、
目の前には本物の函館塩ラーメンが運ばれてくるのであった.....!
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「おお...なかなか美味しそうね...!」
楓や藍は食べる前に写真を撮る。
「いっただっきまーす!」
一方私と美歩は写真も撮らず既に食べはじめていた。
すすすすす....
.....?
すすすすす....
これは....
「ど、どうしたの....?」
「優しく香るホタテや昆布の旨味!!そして、程よく効いた塩味が最高!!」
思わず心の声をすべて外に出してしまっていた。
なんていうか、今まで食べていたラーメンとは明らかに違う。
「うん、確かに美味いっすね優衣奈。このラム肉チャーシューもなかなかいけるっすよ。」
「ええーっ、2人とも早くない?私も食べよっと。いただきまーす....!」
「い、いただきます....」
こうして函館の塩ラーメンを堪能。
偶然見つけたにしてはなかなか面白い結果になり満足する私たちなのであった。
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「次はどこに行きましょうかね...?」
腹ごしらえも済ませ、私たちは再び街の中へ出る。
すると....
「大沼公園。事前学習で調べてみたところなんっすけど、
この時期は紅葉とか綺麗らしくて。」
「...へえ。なるほど。ここから1時間くらいで行けるみたいだし、ちょっと行ってみる?」
美歩の要望に楓も納得。
時刻はまだ14時頃で、確かにまだ行って帰れるほどの距離ではあった。
「それじゃあ決まり!!大沼公園に向けて出発ー!」
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大沼公園の駅にやってきた。
ここから少し歩いたところに紅葉スポットがあるらしい。
にしても....
「んーーっ....空気がひんやりしてて気持ちいい....!
こんな新鮮な空気、久しぶりに吸ったわ....!」
現在の気温は9度。
しかしこの時間帯は日が照っていて気温よりは温かく感じられる。
....そして駅から歩くこと10分。目的の紅葉スポットにたどり着いた....!
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「わあぁ...!!すごくいい景色....!!」
これが....大沼公園の紅葉.....!
それは、駒ヶ岳の噴火活動によって形成された
大沼、小沼、蓴菜沼に広がる赤やオレンジの木々と、
空や湖の青によく映えた美しさ。
ところどころ茶色く枯れたように見える場所もあるが、それでもなお美しさを保っている。
100年以上前からこの美しさを残すために保護されてきた歴史ある自然公園なんだって。
...さらにその奥に見える大きな山、駒ヶ岳が自然の雄大さをさらに引き立てるのであった。
これが....これが....!息を吞むほど美しいという景色....なの.....?!
「こんなの....こんなの...!!あっちの世界には、ない....!」
いつもならツッコまれそうな私のひとりごとも、今は誰も拾わない。
それくらいみんなの心を奪う美しさが目の前に広がっているのであった。
「来て...よかったですね....」
あまりの美しさに、藍はため息交じりにそう呟く。
これでも時期的には少し遅いくらいだった。
そしてその後近くのお土産屋で大沼団子なるものを食べながらさらに散策。
北海道の紅葉を堪能する私たちなのであった...。
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気づけば時刻は17時前。
18時までに函館に戻っていないといけないので
ここから1時間だと結構ギリギリかしら....
みんなで駅へと向かって歩いていく。
すると.....
「...わあああああ!!電車、乗り遅れたっすーーー!!」
美歩は駅の入り口で時刻表を見ながら叫ぶ。
そういえば確かさっき、ちょうど電車が走っていくのが見えた。
で、でもまた次の電車が来るのを待てば......
「つ、次は18時のしか.....ない.....んだけど.....!!」
「え、ええーーっ?!!」
楓も時刻表を見て焦る。
ど、ど、どうするの?!
バス....はもちろん、電車より本数が少ない。
かと言ってタクシーは.....
一回の移動で電車の4、5倍かかるって!高ぁ!!
しかし18時に間に合うためにはそうも言っていられない。
それに4人で分割すれば少しは安くなるはず....!
...そんな話し合いの結果、楓がタクシー会社へ連絡することに。
ところが.....
[ごめんなさい....ただいま大変混み合ってましてすぐにはお出しできません....]
そんな....!!
タイミング悪く、タクシーも呼べない状況。
ここは諦めて次の電車を待つ私たちなのであった.....
続く....
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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