表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/30

#24 記憶を失いました...

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#24 記憶を失いました...


8月のある日。

カレー屋でバイトをしていた私たちだったが

ディエル逃走により店の営業は中断する。

フィレッチェとフィアラが逃走したディエルを追ったためである。


ディエルたち3人がいなくなって1時間後。突如空から大粒の雨が降ってくる。

するとその雨を見た私は前世の記憶から、

この雨が普通の雨ではないことを感じ取る。


そして雨に濡れたまま、その感じ取った感覚が強くなるほうへと走った。

するとその感覚はこの町の警察署から発していることがわかって...?!


ザー....


雨が降る中、私はただ立ち止まって警察署を眺める。すると...


「おい、そこで何をしている!!」


警察官に見つかってしまった。


「....ねえ、アンタ、大丈夫なの?このエネルギーは一体...っ!?」


話している途中、突如その警察官に殴られ私は気絶してしまった。

あ....れ....意識が....朦朧とする.....


---------------------------------------------------------------------------------------


「...優衣奈?優衣奈っ!!」


....あれ....ここは.....


「...っ...何何、なんなの一体...?」


「...優衣奈、大丈夫...?」


....これは....私が最初にこの世界で目を覚ましたときの記憶....?


「だ、ど、どうしちゃったのー?!!」


ガラガラ...


「ね、姉ちゃん...!無事だったの?!」


あ....瑠夷斗....?これは....もしや....走馬灯....?


「優衣奈っ!大丈夫なの、か...?!」


「実は...優衣奈、記憶喪失みたいなの...」


「記憶喪失...?!」


.......そう、私は元々この世界の住民じゃなかった。

記憶喪失というていで、今はもういないはずの優衣奈の身体を使って

この世界にいる....


「あ、あの...もしもし...?」


「...あれっ?」


「え、えーっと...もう、お昼休みですよ...?」


水野藍。私の最初のお友達。


最初は友達という関係に納得できなかった私とも

すっかり溶け込んでくれたわね...


「太鼓でドンドン...人気のゲームっすよ。」


「アンタ、ついて来てたのね、、、」


「アンタってなんっすか。自分は新井美歩っすよ、新井美歩。」


そうそう、新井美歩。藍との幼なじみで、よく一緒に遊んだの....

ここまで思い出して、私はふと自分が泣いていることに気づいた。


[私は...まだ....死にたくない....!もっと、みんなと...一緒にいたい....!]


....するとその瞬間、突然視界が白く輝きだし、

微かに楓の驚く声が聞こえたような気がした....。


-----------------


「....あれ...みんな....?」


私は目を覚ますと、突然楓や真乃が抱き着いてきた。


「なっ、何よいきなり...!」


そして見知らぬ部屋でヘトヘトになった様子の

バーランドにディエル、フィアラにフィレッチェ。


あれ....私は一体.....


-----------------


何はともあれ私たちはカレー屋に戻る。


....道中、空を見上げるとさっきまで降っていた大雨は嘘のように晴れ、

綺麗な夕焼けが広がっていた。ありゃ。いつのまに夕方になったんだろ....?


「...!!おおおお、お帰りお帰り!!」


店に帰ると、楓がさっき私に抱き着いてきたのと同じように

泣きながら楓のところに飛びつく店長の姿が。


「ちょっと...やめてよー...暑苦しい...」


この姿に苦笑いする私。

そのとき...


「くしゅん!」「へぇくしっ!」


私はバーランドと同時にくしゃみをする。

...って!よくよく考えたら私、雨の中を走りまわったんだった!!


「...おやおや!?みんなひどく汚れているじゃないか...

まったく、あんな雨の中急に飛び出したりするから...」


店長にも注意される。


「...はいはい!夏場だからって油断してたらほんとに風邪ひいちゃうよー?

早くみんなで風呂に行こ行こ!」


楓に押されて私たち女性陣は風呂場に向かう。

するとこのあと、ディエルがかなり危険な発言をする...


「なあなあ!どこに行くんだ?俺も一緒に....」


その後当然、フィアラやバーランドにぶん殴られるのであった、、、


------


「はいはーい、家の風呂場は狭いからバーランド先入っちゃって。

...あ、真乃もせっかくだから入っていきなよ。」


「え...でも着替えが....」


カレー屋の2階。

ここには浴室の他に、部屋が3部屋、

そしてトイレまで完備された小さな宿屋みたい。


そのうちの2つの部屋にディエルやフィレッチェ、

バーランドやフィアラとリアンがそれぞれ暮らしているとのこと。


そしてもう一つの部屋は楓の部屋....ではなく、楓の着替え部屋だった。


ガチャ...


「あ。着替えなら大丈夫、真乃。

ここにたくさんあるから借りていって大丈夫よ。」


「そ、そんな...いいんですか...?」


楓は私と真乃を手招きして部屋に呼ぶ。


「わーあ、すごい服がいっぱい....!」


部屋に入ると、まるでクローゼットの中に入ったかのように

服がいっぱい敷き詰められていた....


「親戚がファッションデザイナーでね。

私をモデルにしてたくさん服を作るんだ。」


ファッションデザイナー....

聞いたことがある。人間族の着る服をデザインするお仕事だったかしら。


「優衣奈もこの中から好きな服着て帰っていっていいからね。」


「ええっ!いいの?!やった!」


こうしてたくさん並んだ服の中から

自分が着たい服を選ばせてもらうことに。


ワンピースやロングスカート、見たことのない服(=和服)まで...

へえー。どの服もとても綺麗に出来ているわねぇー...


...と、服選びに夢中になっていると、

バーランドが風呂上がりの恰好で出てきた。


「優衣奈。交代ーっ。ってあれ?そっか。借りる服選んでる途中だったのね。」


バーランドはタオルを巻いたままだが...

そうだ、すぐそこが自分の部屋だもんね。


そうして私は淡いピンク色のワンピースを持って浴室に向かうのであった。


--------


ザー....


シャワーを浴びて、私は今日の出来事を今一度思い出す。


あれ...?そう。

確かあのへっぽこ勇者が逃走、それを追って

フィレッチェとフィアラが外に向かった。

その後、普通じゃない雨を感じた私は

そのエネルギーを辿って警察署まで行って....


それからの記憶が曖昧である。

なんていうか、2度目の走馬灯でも見ていたような...

それで、気づけば夕方になってて今こうしてここにいる....


「...記憶喪失....?」


シャワーに向かい、ひとりごとのように呟く私。

記憶がなくなるってとっても恐ろしいことなんだな....

改めてそう思う私なのであった。


続く....


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ