聖なるイデアの顕現
間違えてデータを消していたので急拵えとなっております。
内容そのままに書き直すかもしれないです。
彩色されていく世界の中で光が立ち上っていく。
空の青と雲の白、森の緑を思い出した時、墟に残ったのは私1人だけだった。
空に連れて行かれる光に目を細める。
葬送の遺志を受け継ぐ私の最初の仕事だ。
「Requiescat in pace、私が皆も私も幸せにしてあげます」
手を組み送り出す由緒正しい祈りの形。
心なしか光がまたたいたように見えた。
まばたきをはさむと光はもう高く遠く去りゆこうとしていて見えなくなっていたけれど。
私の選択が間違いではなかったって、認めてもらえた気がしたんだ。
そうして私はしばらく感傷の泉にひたっていた。
「あっ、そうだ」
私には果たされるべき約束があった。
天使様に託して託された母娘への救い。
変貌を遂げたであろうステータスからスキルを探し出す。
イデア・マギカ Magica Idea
ヴァルキュリア Lv.1 初心の魔術師
健康
HP 20/20
MP 30/30
STR 6
VIT 24(+2)
INT 24(+10)
MND 20(+8)
AGI 12
DEX 10
SAC 10
武器 【魔導の聖痕】
防具 頭 【マギカのエナン】
胸 【マギカのローブ】
腰 【マギカのワンピース】
手 【空きスロット】
足 【マギカのブーツ】
アクセサリー
【空きスロット】
【空きスロット】
スキル SP 10
【魔術起動Lv.1】
【護身Lv.1】
【献身Lv.1】
【顕現Lv.0】
称号
【イデア氏族の末裔】
【魔法の保因者】
【歓喜の承継者】
いつまでも眺めていたいステータスだけど今はこのスキルだけを見つめる。
【顕現】
彼らがその手を伸ばす時。
君は権能を振り翳し。
旧き約束は果たされる。
まるで秘密の通路を見つけるための言い伝えのようだ。
そして、今の私の状況を予想していたかのように思える言葉でもある。
迷わずSPを使って【顕現】を取得する。
今までのスキルと同じように使い方が体になじんでいく。
制限時間付きのアクティブスキルでスキルのレベルが上がるごとに使える能力の幅が広がるらしい。
大きく息を吸って、吐いて、想いを募らせる。
私の思い描く救いをここに――。
この時、鐘の音が鳴り響いた。
全ての誅戮者への天啓とともに。
『輝く翼がこの地に降り立ちました』




