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管理者の道楽
私は世界を眺めて疑問を問いかける
「シロツは一体何者なんだ?」
クロハは笑って答える
「死者だよ、いや産まれていないかな?」
私は妙な言い回しに問いかける
「産まれていない?どう言う事だ?」
クロハは少し考えてから声を出す
「まず聖女クロユリは産まれていないこれは分かるかな?」
私は首を横に振る
「わからん、現にさっきまで話をしていたじゃないか」
クロハは楽しそうに笑っている
「まずクロユリは人として確定する前に引きずれ出された者だ、これはシロツ君も同様だね」
私はそれを聞いて首を傾げつつも頷く
「僕から言わせるとクロユリとシロツは人じゃない
産まれてすらいない、存在しない存在なんだ、
だから僕には2人の魂が見えないんだよ」
私はクロハの矛盾を問いただす
「クロハはシロツの存在を証明したって言ってたじゃないか」
クロハは笑みを絶やさない
「もちろん証明したさ、僕の知ってるクロハ君のね
そしてそのクロハ君はクロユリの存在を証明した」
私は頷く
「そして今の平和な世界が見えるわけだけと
彼らは一体何者なんだろうね」
クロハは何処かの少女の様に明るく笑う




