管理者
俺の存在は皮肉な事に教皇に証明された。
「それで、俺に何をさせるつもりだ?」
俺が聞くとアカツの姿をしたクロハが言う
「妹を任せたって言ったよね?」そう言って世界
を見るように指示してくる
「これが吊るされる直前のアカツだよ」
そこにいるのはアカツだった
クロハの姿はしていない、紛れもなくアカツだった
「何故?」俺が聞くとクロハは答えた
「君が過去にクロユリを流したお蔭で
アカツの魔石が不要になったからだ
だからアカツは生きている」
「俺は今どこで何をしている?」
クロハが答えた
「最初の聖女クロユリがシロツの魂を刈り取ったよ」
後ろに立っているクロユリが叫ぶ様に言う
「私、そんなことしてない!」
そうだろう、クロユリは今後ろにいるのだから
「ごめん、説明が足りなかったね、シロツが
君を落として逃すことのなかったクロユリだ」
クロユリはポカンと口を開けている
「死ぬまで孕み袋にされてその魔石をいじり倒された
クロユリがこの時の聖女アザミの魔石に干渉して体を乗っ取っている状態だ」
俺は奇想天外な話につい口が出る
「そんなことが可能なのか?」
クロハが答える
「可能だとも、魂と、魔力を大きく削るが
そうやって私がシロツ君を腹を切り裂いて
産まれるのを確認したんだからね」
シロユリは絶句している
「俺はアカツを助けにいく」
そう言った俺に
「覚悟は?」
と言ってくる
「出来てる」
そう言うとクロハは笑っていった
「妹を頼むよシロツ」
「あぁ…言ってくるクロハ」
『存在証明は完了した俺は逝く』
私は急な展開に戸惑っていた
「ええッと私は…」
「君にはやって欲しいことがあるんだ」
私は最悪な気分でそれを了承した。
「それでクロハ君だっけ?君はどうするんだい?」
マリーがクロハに聞く
「どうってどう言う意味かな?」
マリーは溜息をついて答える
「産まれるつもりはあるのかって事だよ」
クロハは笑って答える
「それは無理だよ、だって私は魔力と魂と存在を
削ってここまで来たんだ、産まれ直しは出来ない」
マリーは笑う
「話し相手が出来るのは助かるよ」
そう言うマリーにクロハは聞く
「君は産まれなおさないのかい?」
マリーは答える
「ごめんだね、私はここに一生止まるよ…
いやもう死んでるから後生かな?」
クロハは笑う
「2人でここの管理人でもやるかい?」
マリーは話にのる
「なかなか面白そうだね」
2人で世界を眺めてクロハが言葉を出す
「あとは任せたよ2人とも、死者を送ってくれ」




