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colour  作者: 神口 讃妥
葛折り道
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人道なき道

 私はガラスの中で死んでいる男を眺めて溜息を吐く

「失敗か…」

重さがまた合わなかった、今回も金を無駄にしただけ

私は教国の教皇からの手紙を見て飽き飽きしている


『アンデット氾濫の原因と解決する方法を見つける事、我々は可能な限り支援する』


 私は今じゃ皇国の研究の全てを管理している

「教国の言いなりになって研究している私を見たら

アカツ君はどう思うかね…」

私は綺麗な円を連ねた様な機数模様の刻まれた

アカツ君の魔石を撫でる。

教皇の命令で古代遺跡に何度も命がけで行ったが

わかった事は殆ど何もない。

私がまだ若い頃に教皇から無理やり書き出して

何とか関連性が有るのか考えられるレベルだ。


その昔、人々が魔力を持たなかった頃に

死なない世界を夢に見て祈っていたらしい

日々魔物達に仲間を殺され数を減らしていた

人類は生の神を信仰して儀式を行った。

それは妊娠した女性の腹を鎌で切り裂く

と言う意味不明な儀式だ、

しかしそれは成功したらしい

女性の腹から子供が産声を上げて産まれ

その子供は治癒魔法を使えたらしい

そして各国々を教国の周りに建て

教国と聖女を守った。

ある日聖女とある男の子供が2人産まれた

男の子と女の子だったらしい

その子供が聖女と同じ様に魔法を使える事に

気がついた各国々は聖女の子供を求めた

教国も人類の為必要と判断して子供を産ませた

聖女は記録によると3日に2人産む程のペースで

産んだらしい、それを良く思わなかった

魔女が当時の教皇に抗議をした記録も見せてもらった

その魔女は首を吊るされて死刑になった様だ

絵本などで記されている内容とはかなりイメージが

違う話だった、聖女は子を産み力を分けて消えた

と言うのが絵本の内容だ。

そして信憑性は低いが旧エデム王国の英雄、

緑眼の背教者の記録を教皇から送られて来ていた

事を思い出し私は目を通す。


『緑眼の背教者

曰く白髪で緑眼の男は黒い布を身に纏い

怪力で木を切り倒しては壁を築き

素手で魔物を殺して回った

エデム王国の英雄。

彼が何処で産まれたか

何処で死んだかは不明

彼はエデム王国の壁が完成すると教国の

壁を築くのにも貢献していたらしい

魔女と酒を飲んでいた記録もある。

彼の行方は壁が完成した後は分からず

それと同時期に聖女が疾走する』


作り話と鼻で笑ってしまう様な内容だ

人が魔物に素手で、魔力を一切使わずに

殺す事など不可能に近い、しかし私は考える

教皇が今まで隠していた情報だ。

私は自分の家の地下室に向かい遺書を書く


私は帰ってこれるか不明だが声に出す

「1秒後のこの場所へ」

私の視界は暗転した。




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