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colour  作者: 神口 讃妥
生者の道
57/68

クロユリ

私はシロツと言う男が嫌いだった。

いつも無表情で嘘みたいに力が強いのも怖くて

仕方なかった、まず出会いからして最悪だった

何で生きているのか分からないほど重症で

私の前に現れた彼の姿を私は未だに夢に見る。

その暗く緑の目で見つめられるとまるで

吸い込まれるような感覚を覚えて怖かった。

今、彼は私の前で動物の肉を何度も叩いて潰した

状態によく似た姿になっている。

おかげで私の体は返り血でバタバタする。

それでも私は神に使える聖女だ、生き返らせなされば

と思い魔力を込める




何も起こらない



「なんで!」


私は何度も魔力を込めるが元に戻らない

私は彼の首から下げていたアクセサリーを手にして

この状況を打開する為に行動することを決める。


私は諦めの良い方だ、無理な物は無理ということを知っている。

どんなに私が他の人に無い力を持っていようが

力の強い男達に取り押さえられたら逃げられなかった

私が今まで産んだ子供の数は覚えていない。

とてつも無い激痛を数日おきに味合わされるのだ。

産みの苦痛で何度死にたいと願った事が、

私は縛られて連れてこられた時の事を思い出した


「死なない世界は幸せか?」


シロツさんが言っていた言葉だ

あの時はシロツさんの頭を疑ったが今なら分かる

死なない世界は地獄だ

私が生の神をどれだけ呪おうと私は聖女

私の力が私の傷を癒し、数多の生命を産む。

私が暗い空間を歩いていると明かりを見つける。

「出口…かな?あんなに落ちたのに」

私は独り言をこぼして明かりに向かう



辺り一面に黒い長細い六角形の箱が置かれている

空間にぽつりと小屋が見える。

私は中に入ると機数模様の床と

石の板に文字が書かれていた。


『祈る者に巣食う物、汝の存在を証明せよ』


私は吸い込まれるように機数模様の床に座ると

体内の魔力を全て放出した。


私は落ちる感覚がした。

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