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colour  作者: 神口 讃妥
使徒の道
47/68

ロベリアが移民

 私達は帝国に入国するとムスリムさんの所へ向かった。

「ムスリムさん!こんにちは♪」

私は採掘の仕事をしていたムスリムさんに声をかける。

「あん?オメェは…シロツか!?」

ムスリムさんは私の目を見て首を傾げて

頬の刺青を見て驚いたようにシロツの名前を呼ぶ

「違うよ?私はアカツだよ?話したのは初めてだったかな?」

私がそう言うとムスリムさんは「お前がアカツか…」

と言って後ろにいるロベリアと目を合わすと採掘場の中に叫ぶ。

「おい!四人とも!今日の採掘は終わりだ!

家に戻るぞ!」そう言うと中から

アネモネ、スレナ、ガーベラ、ペチュニアのフェアグニューデンから連れてきた四人が出てきた。

「アカツさん?珍しいですね?」

スレナがそう言う

「そうかな?前から結構私が出てたよ?ね?シロツ♪』

シロツは『あぁ、そうだな』と答えてくれる。

アネモネは私たちを家に案内してくれた。




 数十分歩くとそれなりに大きな家が見えて来る。

「あそこで私達は一緒に住んでるんですよ」

ガーベラが微笑んで教えてくれる。

「へぇーネリネとリリーは如何してるの?」

そう言うと「あの二人は…」と言って微笑むスレナ

「ネリネ!これ無理!止まらないよ??」

遠くから叫び声と轟音が聞こえて来る

「あ!ごめん!ブレーキ付け忘れちゃったぜ!」

そう言うリリーの声と「はぁぁあ?」と叫ぶネリネの声

「あぁぁあもう!緊急離脱するよ!リリー!」

「よし!いくぜ姉ちゃん!」

と言って皮を縫い合わせたようなものが宙に舞うと

二人は空中に飛び上がる。

二人が乗っていた鉄の塊のようなものがこちらに突っ込んでくる。

「あぁぁあもう!またあの二人は!」

そう言ってペチュニアが前に出ると足を踏み締めて

掌を前に出すと鉄の塊のようなものに叩きつける。

鼓膜が破れるのではと思うほどの轟音、

舞い散る土煙に包まれる一瞬、私は見た

ペチュニアの筋肉が急激に膨れ上がり

全身の服が破ける瞬間を。





 土煙が無くなり当たりが見渡せるようになったので

周りを見渡すとペチュニアの姿はなかった。

「何だ!?これは!!」

ロベリアの声が聞こえる

「おい!知らない人がウチらの試作品見てるぜ?姉ちゃん!」

「別にいいじゃない?誰でもシロツ兄様の全力疾走

に追いつけるようにって作ってるんだから」

ネリネとリリーの声が上空から聞こえる。

ロベリアが「はっ!」と上を見るとゆっくりと

降りて来るネリネとリリーそして地面に着地すると

自己紹介を始める。

「私はネリネと言います、貴方はどなたですか?」

「うちはリリーって言うんだけど、貴方だれ?」

二人は同時に言う、ロベリアは聞き取れただろうか?

「そうかいネリネ君リリー君、私はロベリアという者だ、二人にこれの仕組みを教えて貰いたいのだが?」

そう言うロベリアだったが名前を呼びながら見た二人は名前が逆である。




 ロベリアが二人から話を聞くと考え込み立ち上がると宣言する。

「私は帝国市民になろうと思う」

唐突な宣言、ロベリアは皇国でそれなりに高い地位の人間だ、その類稀なる発想力と慎重かつ大胆な性格の為か同じ研究者には疎まれているものの発明した物の数や重要性である程度無理を通せる程の人物だ、その彼女が皇国の市民権を捨てて帝国市民になると宣言した、これは荒れるだろうと私は確信した。

「ちょっと帝国の上層部に掛け合って来るよ」と

言って一番年長者に見えるアネモネに何かを言うと

ロベリアは去っていった、ちなみに年長者は幼く見えるスレナである。




 私は6人が共同で暮らしている家で食事をしている。

「ところでアカツさんはこれから如何するんですか?」

スレナが真剣な目で私に問いかけて来る

「うーん、取り敢えずアンデットに眠ってもらって

行きたくないけど…教国に行くしかないかな、ね?シロツ?」

そう聞くと『あぁ、そうだな』とシロツは答えてくれる。

「そう…ですか、ここ数年どの国でも子供が産まれなくなっているそうです。生の神を信仰している教国で何かあるかもしれません、お気をつけて」

スレナは左手で右手の手を握ると右手で左手の親指を握り額に手を当てている。

祈っている様だが教国でも邪教でも祈り方は同様で両手のを掌を合わせて握り胸の前に置くのが共通の祈り方だ。

「スレナ?それは何に祈ってるの?」

私がそう聞くと「私の、私達の神へですよ」

と言って少し悲しそうに微笑んだ。




 翌日私は帝国を出ることにする、ロベリアは

帝国に残ってネリネとリリーの3人で何かを作るらしい、私はシロツと二人きりの旅は久しぶりだと思いシロツに話しかける。

「久しぶりに二人きりだね♪』

シロツは『あぁ、そうだな』と答える

「教国に言って何か分かるといいね♪」

シロツは『あぁ、そうだな』と答える

「全部終わったら二人で安心して過ごせる場所を探そうね♪」

シロツは『あぁ、そうだな』と答える

私は教国に向かって歩き出す、アンデットの氾濫

子供の産まれる事が無くなった国々

その全てが教国で解決するのではないかという

予感を頼りに、私の産まれた国

聖教国へ歩き出す



















シロツは『あぁ、そうだな』と答えた



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