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colour  作者: 神口 讃妥
使徒の道
46/68

発掘調査

 俺たちは砂漠の上を歩き続けている

水はアカツとロベリアが魔法で出せるので

特に問題はないが食料は別だ、此処には

生物がいる痕跡が見つけられない。

「ロベリア、前に来た時は食料は如何したんだ?」

俺が聞くとロベリアは表情を殺して言った

「死んだ仲間の体を食べて進んだ…

だが、今回はコレを持って来ている、数に限りが

あるから、食べるのは最低限にする必要があるがな」

ロベリアが出したのは乾燥した棒状の木のような物

「シャーべをすり潰して固め、乾燥させた非常食だ、

更に人が活動する為に必要な栄養素を無理矢理最低限

詰め込んだ物だ、味は最悪だがな」

バックの中身は革で出来た翼だけではなかったようだ。



 歩き出して10日だったのだろうか俺は歩き出してから

二本目の非常食を食べている、ロベリアは嗚咽を

吐きながら涙目で食べている。

俺は足元に大量の魔力が見えたのでアカツに確認する。

「アカツ、この下にあるのは大量の魔石か?」

アカツは頷く『多分…そうだと思う』

「ロベリア!」俺がそう言うとロベリアが嫌そうな

顔をしている。「わかっている…掘るしかない…な」



 俺たちが1日砂を避けて掘っていくと石と魔石、

それと人骨が大量に見つかる。

『この魔石…いつの物か判断出来ない程に古いよ!』

アカツが声を上げる、それなのでロベリアに伝える

「ここの魔石の年代が分からないそうだ」

ロベリアが目を見開く

「そうか…少なくとも2000年より前だな、

そうでなければアカツ君に判別出来ない筈がない」

ロベリアがそう言って考え込みながら黙々と掘り進める。


 更に数日掘り進めていると建物を丸々一つ発掘した。

ロベリアが建物内の砂を出して内部を確認出来る様に作業している。

俺は道であったと思われる石の列に従って掘り進めている。

「何だこれは…シロツ君!ちょっと来てくれないか?」

ロベリアから声がかかり俺はロベリアのいる建物の中に入る。

「この布のような物なんだが…そこにあるのに触れられないんだ」

ロベリアがそう言うが俺の目にもただの布にしか見えない。

しかし、俺が布に触れようとすると上質な絹のような感触がした。そしてその布は唐突に消えた。

「なっ!?」ロベリアが驚愕している。

俺は体に違和感を覚え、意識が暗転した。



「シロツ君!」ロベリアが慌てたように私を叩く

「ロベリア!シロツが!」アカツが慌てている

ロベリアが私の目を見ると深呼吸をする。

「アカツ君、シロツ君は今如何なっている?」

私はシロツが私の中にいる感覚を確かめて言う

「体の中に居るみたいなんだけど…何も反応がない…」

私は泣きそうになるが、歯を食いしばって我慢する。

「そうか…この場所から離れた方がいいかもしれないな」

私はロベリアの言葉に頷いて外に出る。




 私たちは、あの遺跡から出てロベリアが言っていた

国がある方へ歩いていく、シロツはまだ目覚めていない。

もう半年は経ってると思うのに反応が一切ない。

「アカツ君…きっと大丈夫だ…」

ロベリアがそう言って慰めてくれるが私の不安は

日に日に大きくなるばかりだ、

「シロツ…起きてよ…」

最近私は泣いてばかり居る気がする。

そうして歩いているが周りの風景に変わりはない。

「ちゃんと目を覚ますよね?」

私は不安を押し殺して無理矢理、元気をだす。

「あぁ…目を覚ますさ」

ロベリアも何処か寂しそうに見えた。




 あれから更に1年経っただろうか

私たちは国と言うには小さすぎる集落を見つけては

少し泊めてもらい、食料を買っては次の集落へと

移動していた。

今日やっと砂漠を抜けて草木が生えている林の中を歩いていた。

「あ!ハンフだ!ハンフがあったよシロツ♪」

私はそう言葉を放つシロツの返事はない

「アカツ君?ハンフは皇国では違法何だが…」

ロベリアが私を何処か可哀想な人を見るような目で言う。

「シロツ!皇国なんて気にしなくていいからね♪

だって私達は皇国民じゃないもん!」

私はハンフを魔法で乾燥させて葉巻を作ると火をつけて吸う

「スッキリするねぇ…シロツ♪」

私はシロツが『あぁ、そうだな』と言っている

気がして嬉しくてハンフを、吸い続ける。



 あれから何年歩いただろうか私は見覚えのある

城壁を見てシロツに喜びを伝える。

「シロツ!帝国だよ!やっと知ってる場所についたよ」

シロツは『あぁ、そうだな』と返事をしてくれる。

「アネモネ達は元気にやってるか様子見に行こうね♪」

シロツは『あぁ、そうだな』と返事をしてくれる。

私が門番に顔を見せてロベリアの事を伝える

「あ!門番さん!皇国のロベリアも一緒だけど良いかな?」

門番さんは急いで手続きを進めて許可を出してくれる

「ありがとう!門番さん♪ロベリア!早く入ろうよ!」

ロベリアが「あ、あぁ…そうしようか」と言って

私達は帝国に入ることが出来た。

みんなとお話ししようね♪シロツ

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