労働
俺は右目の下の頬の骨がある位置に四百六十二番と刺青を入れられると牢屋に入れられる牢屋の後ろの角に扉があり開けて中を見ると掲示板があり様々な仕事の内容と報酬金が書かれてある。
その横に凹みがありそこに紙が置いてあったので内容を確認する。
『1.掲示板に貼られている仕事を決めたらその仕事を知らされた紙を依頼口に入れる事、時間になり次第、刑務官が向かう。
2.掲示板のに貼られている食事内容と食事代を依頼口に入れる、準備が出来次第、刑務官が向かう。
3.報酬金の管理は自分で行うこと、紛失してもこちらは取り合わない。
4.仕事で採取した鉱石を駄目にした場合報酬金の10倍の罰金が奴隷解放料金に加算される。
5.正当な理由がない限り必ず毎日働くこと。
以上』
と紙に書いてあった、俺は仕事の内容と報酬金を確認していく。
採取
鉄 15時間
15銅貨
採取
銅 15時間
10銅貨
採取
白炎石 15時間
20大銅貨
採取
水炎石 15時間
30大銅貨
採取
ディアマント 15時間
5小銀貨
採取
ミスリル 15時間
10小銀貨
採取
アダマンタイト 15時間
15小銀貨
俺はアカツに相談することにする。
「どれをやればいいと思う?」
するとアカツは頭を捻らせて答えてくれる
『うーん…ミスリルかなぁ…ミスリルは柔らかいんだけど不純物が多い状態だと少しの魔力でボロボロに朽ちちゃうんだ、でもシロツならただ柔らかいだけの石だよ!』
と言ってくるので俺はミスリルの紙を取ると依頼口に入れる。
次に報酬を貰った後に食事を考えてざっくり見るが安い物から高く高級な物までさまざまだが、
必要性をあまり感じないために銅貨10枚の雑穀を食べることに決めた。
「四百六十二番!仕事だ!』
俺は呼ばれて刑務官の後ろをついて行くと全身筋肉で覆われた男に合わされる。
「オメェが、ミスリル採取すると言い出したバカな奴隷か!ハマしたら罰金だからかまわねぇがな!」
男は笑っている
「よろしく頼む」
俺は手を出すと男は後ろを向いて「ついて来い」と言って歩き出すので俺も後を追う、握手の習慣のない国のようだ。
着いた場所は鉄のレールと鉄の箱に車輪が付いたものが山に穴を開けたように奥に続いてる所だった。
俺は男から説明を受けてから絶対に魔力を流すなと釘を刺されて作業を進める。
男は半裸だが俺は支給されたオレンジの色の服を上下に着ている、
淡々と渡されたピッケルを叩きミスリル鉱石を割って取りトロッコというらしい箱に入れて行く、
一杯になったらトロッコを押して外に出ると木箱にミスリル鉱石を入れて空のトロッコを押して戻る。
何時間続けただろうか、突然男から声がかかる。
「オメェ…少し休憩にするか?」
と言ってくるが特に疲れを感じないので
「必要ない」と言って作業を続ける。
「今日の仕事は終わりだ!牢に戻るぞ!」
と声がかかり俺は刑務官に引き渡されると牢屋に戻され、
依頼口に麻でできた袋に小銀貨10枚が入っていた、
雑穀の紙を取り小銀貨一枚を置いて掲示板の部屋から出ると直ぐに刑務官が来た。
『食事だ、それと大銅貨90枚と銅貨90枚だ』
俺は釣り銭を受け取り大きめの麻袋に入った雑穀を確認すると金を一つの袋にまとめて、雑穀を食べる。
そして石の上で横になって眠った、
今日はあまりアカツの話せなかった。




