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colour  作者: 神口 讃妥
旅の道
30/68

帝国入国手続き

 俺たちは国を出ること決めたので、来たときのように下水路で潜水して脱国した、こんな簡単な方法で国を勝手に出入りできて大丈夫なのか疑問に思うが国として回っているなら問題無いのだろう。


 平原を歩いているとアンデットに何度も会い、

俺が触れると動かなくなる、

俺はアンデットの皮を引きちぎり皮袋に入れてついでに眼球も入れる、

次に国を見つけた時に眼球を金に変えられるかは疑問で有るが取り敢えず入れて腐ってきた物から捨てて歩いて行く既に何日歩いたかわからない。



 雪が降る中、俺はアカツといつものように歩いている、

国を出た時と俺の格好は大きく変わっている、

何かの皮を腰に巻いて何かの皮を方から斜めに脇を通して結ぶそれを両肩に巻くとクロスしている内側から何かの皮を腹に巻いて結ぶ、

どう見ても人間らしい格好とは言えない。

「国を見つけたら物を売って服を買おうね!シロツ

今の格好だと寒そうだよ…」

とアカツが言ってくるので

「そうだな…色々買い揃えた方がいいかもしれない」とアカツの言葉を肯定する、

これまでに服を木に引っ掛けたり、獣やアンデットに噛まれたりした所為で服としての原形を無くしてしまい捨てることにしたのだ。

全裸だとアカツが顔を赤くしてこちらを見て話してくれないので適当に皮を巻いて露出を減らす、

やはりアカツの笑顔を見ると安心する。



 俺は雪が降る中、卵を腐らせたような臭いのする山を頂上まで登ると山から石で出来た人工物を見つけた

「火山に石造りの国…ここは帝国領みたいだね♪」

アカツがそう言ってくる

「帝国?てのはどんな所なんだ?」

俺が聞くとアカツはいつものようにニコニコして説明を始める

「えぇっとね、帝国に居る人の中の10%しか帝国市民はいないの、後はみんな各国から送られてきた奴隷達なんだよ、鉄鉱石とかを他国に売って国を運営してるみたいだよ♪」

俺はアカツの前情報を受け取り山を降りる。

「にしても山から遠くに城壁が見えたんだが…俺たちが来た方には城壁がなかったな…普通に歩いて国に入れたわけだが…」

と俺はアカツに話しかける。

「あーそれはね!あの山は毒が吹き出してるみたいなんだよ、だから生き物は山を越えて来れないから城壁は不要なの!」

と教えてくれる、アカツはとても博識だ。


 岩がゴロゴロと転がっている平地を進むと石造りの建物が増えてきて歩き続けていると気がついたら地面が平らに整備された街並みにたどり着いた。

取り敢えず金が欲しいので顔に刺青の入った男に声をかける

「すまない、ギルドが何処に有るか教えてもらえないか?」

俺がそういうと刺青の男は俺の頭から足まで見渡して手を出してくる、これは…握手だろうか?

俺が男の手を掴むと強く引っ張られ皮袋を奪って走り出す男が座っていた椅子と机の上のガラスが音を立てる

「おい!なにをしてる四十七番!」

建物の中からガタイの良い女が出てくると走って刺青の男に追いつくと首を掴み片手で男を持ち上げると男に蹴りを入れる男は宙を舞い建物の壁にぶつかると落下して動かなくなる。

女が男の首を掴み引きずってこっちに歩いてくると俺の頭から爪先まで観察して口を開く

「あんた…見たところ奴隷じゃ無いね、こんな所でなにしてるのさ?」

と聞きながら俺に皮袋を返してくる

「あぁ…助かる、俺はギルドの場所を探してるのだが…」

女は更に怪しそうにこっちを見て

「あんた…何処から来た?」

と聞いてくるのでつい後ろを向いてしまう。

「へぇ…ついてきな」

女は先ほどの男を放置して歩き出すので俺は女についていく

『ねぇ…シロツ…私なんか嫌な予感がするんだけど…』

と不安そうにしているので黙って頭を撫でながら女の後を歩く。

 デカイ石造りの建物のドアを開くと突然俺の後ろに女が回ると俺の背中を蹴り飛ばすが俺は数歩前に押し出される女はギョッとしたような顔合わして建物ないの武装したガタイの良い男に話しかける。

「不正入国だ!仕事しな」

俺は流れるように手枷と足枷をつけられると石で出来た椅子に座らされ石の机越しに対面しているガタイの良い男と話をする事になった。

「入国目的は?」俺は完結に答える「旅の途中だ」

「どうやって入った?」俺は答える「山を越えて」

「お前の国籍は?」俺は答える「無い」

「お前の名前は?」俺は答える「シロツ」

「魔法は得意か?」俺は答える「使えない」

「特性はなんだ?」俺は答える「吸収」

「どんな特性だ?」俺は答える「吸収効率が高い」

「喜べ!お前は今日から犯罪奴隷だ!名前にちなんで四百六十二番としてやる帝国の不正入国の違反金は大銀貨60枚だ!大銀貨60枚稼げばお前は奴隷ではなく市民として扱われる、手枷は働くのに必要だから外すが足枷はダメだ、治癒魔法が使えない物には対魔の枷を必ず着用するように義務付けられている、せいぜい稼げよ四百六十二番」

俺は「あぁ…了解した」と答える横でアカツが

『あちゃー…』と頭を抱えている


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