予兆
シューーーー、カチッ
おっと、お湯が湧いてしまった。俺はリビングで受験勉強してたがのどが渇いたし、飽きてきたので息抜きも兼ねて白湯を作ろうとダイニングに行った。テーブルで湧くのを待っていたらうとうとしてしまったようだ。
さて、湧いてしまった熱湯だがどうしようか。
俺は極度の猫舌なのて熱湯になってしまうとしばらく飲めない。
仕方ないので無駄な気もするがとりあえず電気ポットからコップに注いで冷凍庫から氷をとっていれることにした。これで少しはぬるくなるはずだ。
水面から少し出ている氷でかき混ぜる。100℃の熱湯に溶けていく0℃の氷が溶けていく。これをみるのは割と好きだったりする。
うん、丁度いい。このなんとも言えない温度の何も入れてないただの白湯。疲れた時に飲むと気分が落ち着く。
すると突然、机の上のスマホから着信音が流れる。
誰だこんな時間に電話かけてくるやつは。
隣の部屋では母が寝ている。起きてくると面倒だしかわいそうだ。
あーでも取りに行くのめんどい。たった数mだけどスマホよこっちに来い。
そんな事考えてもスマホはこっちにこないし、着信は鳴り止まない。重い腰を上げてスマホをとる。
画面の向こうから聞き慣れた声がした。
意外と長くなってしまったので分けました。
初っ端からグダグダな上、投稿周期バラバラになると思いますがよろしくお願いします。