裸の王様、全ての人を見下した。
「童話の王様って結構ぬけてるよね、裸の王様とかさ」
「あぁ馬鹿には見えない服ですって言われて仕立て屋に騙されて、街中を歩くが、町の人達はそれ裸じゃんといえずに口々に褒め称えていたけど少年が裸だと言って皆が一様に裸だといって王様も裸だといって自身を恥じる話だったよな」
「そうだね」
「これ、前から疑問だったんだけど、なんで王様は裸で町中歩いているんだ?」
「あれ?なんでだっけ珍しい服を見せびらかしたいとかだった?」
「いや、珍しい服を見せびらかしたいなら他国の王族とか貴族とかの集まりじゃないか普通」
「あれそうだね?」
「珍しい服を見せて、町中を歩く意味って何?」
「褒めてもらいたいとか」
「えっ馬鹿には見えないのに、街中を歩くいみある?」
「色々とひどい、ほら珍しい服を見せてあげようという優越心からかも」
「いや、馬鹿には見えないんだから見えない人に、あの王様裸だぞと言われるのは想像できるよな」
「そうだね」
「そもそも、見える人と見えない人がいるなら、どちらにせよ裸だと思われるのにそんなものよく着て、街中歩けるよなと思う」
「あぁそうだね、じゃあどうすればよかったのさ」
「まぁこういう事じゃないか」
昔、ある国に王様がいました。
その王様は、日夜人を下に見ていました、事実王様より偉い人なんていません。
自分の地位にへーこらする大臣や、家来、貴族、町の人、全てが嫌で馬鹿だと思いました。
そしてそんな事を考えてしまう自分も馬鹿だと思うようになり、馬鹿しかいない国だと思いました。
そんなある日の事です、仕立て屋が世にも珍しい布で、服をつくりたいと言い出しました。
どのような珍しい布か聞いてみると、馬鹿には見えないが、とてもとても美しく、とてもとても輝きをはなつ、まさに王様にピッタリの布ですというのです。
王様はその話を聞いて、ある事を考え、そして仕立て屋に言いました。
そんな豪華な服を着た町の人に囲まれて、私もその豪華な服をきて、町をパレードしたい。
町の人全員がその布でできた服をきる事ができるようにと、町の人全員の服をつくらせ、その仕立ての代金をだすと言い放ちました。
仕立て屋はなんて馬鹿な王様だとおもいましたが、喜んで承りました。
30日後にもってきますと約束をしました。
しかし、約束の期限間近になっても仕立て屋は、町の人全員をどうやって裸にするのか考えても、考えてもいい案が思い浮かばないのです。
王様がパレードを開くので、全員裸になれなんて町中の人を馬鹿にしているとしか思えず、かといって町の人に頼まないと、王様の望んだ豪華なパレードはできずに自分の悪事がばれてしまうのです。
結局王様を馬鹿にしていた自分を恥じて、仕立て屋は自らの罪を王様に告白しました。
王様はビックリしました、まさか自分で自分を恥じてその罪を認めるとは思いもしなかったからです。
馬鹿な仕立て屋は、そのままどこかの国へ逃出していく、罪が裁かれるのが怖くなり逃出すと見下していたのです。
そして誰もが、一度は馬鹿をしてしまう、重要なのはソレを恥て、逃出さず、諦めず、認めることができるかだと仕立て屋から学んだ王様はその潔さで王様は裸一貫で頑張れば許すとし、仕立て屋を解放しました。
「いい話風にするとこうなる」
「裸の王様どこへいった、これじゃあ仕立て屋が裸じゃん」




