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原作や原案ありの小説

オルゴールのネジを回すとそこはきらきらな世界

作者: 原案:アホリアSS様 作者:本羽 香那

「オルゴールのネジを回したら」でいただいた感想のネタを元に作らせていただきました。

https://ncode.syosetu.com/n4244jy/


「ネジまわすよ」

「うん」


 仲良しのユイちゃんとリサちゃんが回そうとするのは、ユイちゃんのお母さんのオルゴール。

 決して回してはいけないと言われたものの、気になって回してみることにしました。

 回した瞬間2人の体が浮き、見たこともない所にやって来たのです。


「すごい!木の枝にドーナツがあるよ」

「あ、空の上にジェットコースターがある!」


 そこはあらゆる場所にお菓子が実っていたり、面白い場所にアトラクションがあったりと、キラキラ光る夢の世界。

 2人は目一杯楽しみ遊びました。


 しかし、ずっと遊んでいると疲れて、休憩していると、今度は多くのぬいぐるみがある場所を見つけたのです。

 そこはゾウやネコと多くの可愛いぬいぐるみでいっぱい。

 どの子と遊ぼうと思った時、お互いに惹かれたのはウサギのぬいぐるみでした。


「これはユイのだよ」

「ちがうよ、先にリサが見つけたもん」

「「もう知らない」」


 ここでウサギのぬいぐるみを巡って2人はケンカをしてしまい、2人は離れ離れになったのです。

 

 右に進んだユイちゃんが歩き疲れて寂しくなった頃、突然怪物が現れました。

 ユイちゃんは驚きながら元の道に戻ります。

 左に進んだリサちゃんはウサギのぬいぐるみと遊んぶも寂しくなった頃、ウサギのぬいぐるみが急にリサちゃんに襲いかかりました。

 リサちゃんは驚きながら元の道に戻ります。

 こうして再び会った2人は謝る間もなく手を繋いで逃げましたが、全然怪物やぬいぐるみが諦めません。


「「おねがい、だれかたすけて!!」」

「来た道をそのまま戻って。そうすれば帰ることが出来るわ。急いで!!」


 2人はもう体力と精神の限界が来てしまい、大声で助けを求めると、そこに妖精が現れました。

 2人は妖精の掛け声のもと必死に走ると、体は急に浮いて、元の場所に戻っておりました。

 そして目の前には、ユイちゃんのお母さんが立っていたのです。


「オルゴールのネジをいつ回したの?」

「10時ぐらい」

「嘘5時間もオルゴールの世界にいたの……なんてことを。あぁ10万円が飛んだわ」


 なんとこのオルゴールは体験型VRゲームであり、本人達の望む設定でスリリングさを味わえるもの。

 最新の技術だけあってなんとお値段1人1時間1万円もかかり、使った分だけ口座から引き落とされます。


「うまい棒100コぐらいかえる?」

「5000個以上買えるわよ……」


 2人はそれぞれのお母さんに叱られ、成人するまで2度と使わなくなりましたとさ。



実は前回の作品で頂いた感想を元にコメディーとして作らせていただきました。

素敵なネタを提供してくださったアホリアSS様、感謝を申し上げます。

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― 新着の感想 ―
とっても夢一杯の世界を友達と一緒に楽しめたかと思いきや、その実態は… これは確かに「決して回してはいけない」と釘を刺されるのも道理ですね。 とはいえ「やってはいけない」と言われるとやりたくなるカリギュ…
拝読させていただきました。 やるなと言われればやりたくなるもの。 楽しい経験の代価は高かったですね。
親友とのかけがえのない体験、プライスレス( ˘ω˘ )
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