前は先輩、今は元彼のあなたへ
いつも可愛い彼女でも、後輩にもなれなくてごめんなさい。
本当は大事にしたいと思っているし。
優しくしたいと思っているのよ?
信じられないって言いそうよね。
けど、本当だし。
こういうことを言うと、あなたは調子に乗るだろうし。
私も素直になれないし。
だって、照れるじゃない。
それに、私は会社を辞めたのだから今さらでしょ?
時効ってやつよね、時効。
彼女でもなくなったんだし。
後輩だった時はね、あなたは私を叱る耽美に頭の中で『ごめんなさい』って言葉がいっぱいだったの。
あなたの口から、他の人と比較されるのが辛かったなぁ…。
会社を辞めるまでに、仕事面であなたに褒められるのがささやかな夢だったけど。
それが叶わなくなったのが、残念。
あとね。あなたは好きになったきっかけを聞いていたわね。
あれね、実はね、一目ぼれ。
悔しいから口にしないで、そのまま胸にしまっておこうかと思うのですが。
こっそり書いてしまいました。
どうせ見ることもないだろうしね。
本読む習慣ないんだもん。
さて、最後に一言書いて締め括るね。
これからは、友達として、仲良くしてね。
これもどこかの賞応募したがかすりもしなかったので、ここで公開(リサイクル?)