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星空の下君を見かけた

作者: りょうや

僕の願いだけ叶っていていいのかな。平凡な、凄く素敵な女性を見かけたよ。

薄暗い土手を歩き何も考えず誰かを探そうとしない旅は始まったばかりで余り深くは考えていなかった。


「例え千本のナイフを突き立てられても進め!!」


物騒なことを言う人がいたもんだ。その時、何も考えないだろう。何も考えずただ最善を尽くす。それがいい。


今日のご飯はピーマンの肉詰めと納豆だ。


「僕の中で生きて下さい!感謝します!いただきます!」


このありふれたただの日常がいい。


「納豆ってどうやって食べるの?」

「えー?……ふふふ」


こうやって食べるんだよ。教えてくれる友達。


「みんなのテンション上がったところ見てすごく元気になった…みんなありがとうー!!すき!!!」


好きな歌手のLIVE映像を見ながら楽しむ。


「好きだよ」


声が聞こえた。


僕はたまらず立ち上がる。


あの先生のやる気に満ち溢れた顔、僕は忘れない。


人の一挙手一投足が僕を救う。


「仲良い友達を作るのは大切」


大きく切るのは悲しい。そんな時が来てしまうかもしれない。


僕はそんな時がたくさんあった。


そんな時を思い出しては切ない気持ちになる。


「ねぇ…バレーにする?バドミントンにする?それともーーー…サ・ツ・カー?」


「なにがいいのよーーー」


姉の突然のギャグはこたえる。


「傘を持てーーー嵐が来るぞーーー」


「やったーーー」


「何でだよ!!!」


英霊たちに捧ぐ。


洞窟の下の素敵なシャンデリアが飾られた城。


明るい空の下駆けるバス。


日光浴をしている神殿。


森の中をさすらう人々とマンション。


音のずれたピアノと紅茶。


椅子の軋む音。


悪巧みをする青年達。


砂で作ったお風呂。


お湯。


喧嘩をする猫たち。


囁く葉っぱ。


眩しすぎる太陽の光。


ここは日本。


ありふれた日常が幸せ。



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