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守護霊は、おじさん  作者: 直井 倖之進
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プロローグ

 

                プロローグ

 

 スイッチ。それは、直径十センチメートルの丸いスイッチ。

 スイッチ。それは、神より授かりし真紅のスイッチ。

 今、が、震える右手でそのスイッチを、……押した。

 次の瞬間、

「おいおい。何だよ、それ」

 ステージ上の真依を指差し、たけが大声で笑う。その声は、周囲の同級生へと次つぎに伝わり、隣のクラスの子たちにまで広がった。すぐに、体育館は爆笑の渦に包まれた。

 武志の背後では、宙に浮いた織田信長が、

()に、哀れな小娘よ」

 と呟き、首を左右に振っている。

 スイッチに手を乗せたまま、真依は赤面した。最早、結果を確認するまでもなかった。こんなに恥をかいたのは、生まれて初めてだ。

 絶望の中で、真依はすがるようにりゅうすけに目をやった。

 竜之介は、真剣な眼差しで真依のことを見つめていた。笑ってなどいない。

 「……よかった」ほっとした気持ちと嬉しい気持ちが入り混じり、真依は、思わずその瞳に涙を浮かべた。

 すると、ぼやける視線の先の竜之介が、後ろを指差す動作をし始めた。どうやら、「振り向いてみろ」と言っているようだ。

 竜之介に向かって頷くと、真依は上着の袖で涙を拭った。

 それから、高鳴る胸の鼓動を抑えつつ、ゆっくりと振り返る。

 そこにいたのは、おじさんだった。

 ご訪問、ありがとうございました。

 次回更新は、5月19日(金)を予定しています。

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