第二十話 だってお母さんだからね 上
お母さんって何なんでしょう。
僕はザクロのお母さんで、でもそれは具体的に説明された事ではありません。息子であるザクロ本人からそう呼ばれて、周りの人も僕をそう見ます。まあ、まだ僕の存在は公にはなっていませんが、それでも事情を知っている人は皆そう思っています。
けれど本当に何も知らないエドゥやロッテさんはそんな風に見ません。
そして、ロッテさんはお母さんです。最近母親になったばかりですけれど、ずっとロムくんをお腹の中に入れて、育てて、産みました。子供を産めば皆お母さんなんでしょうか?
もしそうだとしたら、子供を直接産めないお父さんは、どうしたらお父さんになれるんでしょうか?
僕は不思議と、ザクロのお父さんになりたいとは思いません。綺麗なドレスを着せられる事も、女の子扱いされる事も、大して苦には思っていません。可愛いものは好きですから。でも、別に女の子になりたいとかそういう思いはありません。だって、僕は男の子ですから。
お父さんは、きっと自分の子供に対して親でしかいられなくなったらお父さんなんだと思います。
親の定義は難しいですからそこまで深く考える必要はありません。ただ、子供と血が繋がっていようが、いまいが、親として接し、愛する事が出来たのなら、それは立派なお父さんです。
だったら、お母さんは子供を産むだけで、お母さんで良いんでしょうか?
産むだけ、というのは適切な表現ではないかもしれません。自分以外の命を体に宿して、一年近く生きていたんですから。……もしかしたら、お母さんが子供を産むために時間を沢山かけるのは、お母さんとして自分自身に自覚を持たせる為なのかもしれません。だから、お母さんは子供を産み終えてからお母さんをやれるんでしょうね。
でも、産んだだけではお母さんにはなれないと思うんです。
ずっとずっと自分のお腹で子供を育てても、いつ生まれてくるのかどれだけ楽しみにしていたとしても、多分、無理なんです。
ゆっくりゆっくり自分がお母さんだって自覚していっても、それが受け入れられない人はいます。
僕なんか、男で、ザクロを産んだ時の記憶もなくて、ただそうだと言われたから。少しだけの前世という記憶を思い出している過程で、少しずつ、少しずつ、ザクロが自分の息子だと分かって来ました。
だから、大切ですし、もう少し、もう少しザクロを知りたいと思います。
甘えられているのは分かります。大切にされているのも分かります。ザクロにとっては僕は紛れもなく生みの親。お母さんなんですから。
でも、僕は本当にザクロを甘やかせられているのでしょうか?
大切にされているだけじゃ、いやです。
ザクロは、僕を、花車白雪の事をきっとあまりというか、何も知らないのではないかと思うんです。紅火ちゃんたちに聞いているかもしれません。けれど、それは彼女たちが知っている学校での僕です。花車白雪の17年間をザクロは知らないんです。
僕も、ザクロを知りません。聖国の王様で、千年間も頑張って来て、甘えたで、少しヤンデレっぽい、そんな事しか知りません。
僕はザクロが頑張ったという事しか知らないんです。ザクロが、何をどう、どれだけ頑張ったのかも知らない。聖王としてのザクロも、それ以外のザクロも、本当に何も知らないんです。
僕は、それに対してずっとずっと大きなズレを感じていました。
ザクロが望んだ母親として僕はいられているのかは分かりません。けれど、子供の事を何も知らない母親なんて、おかしいです。
それを教えてくれないザクロに、僕は疲れたんだと思います。だから、家出なんかして、エドゥたちにも迷惑をかけました。
もっと、もっとザクロを知りたい。僕はザクロを産みました。それは確かです。例え、その時の事を覚えていなくても、産んだという感情は思い出しました。自分から生まれた命を見た時の感激も、思い出しました。守りたいと、育みたいと思った感情は僕の宝物です。
だから、僕は、子供を産んだだけの存在になりたくないと思いました。
ちゃんと、お母さんになりたいと、ザクロと親子になりたいと思いました。
けれど、やっぱり最初が間違っていたんだって、今ようやく気付けました。
「妾のやや子……。良い……に育つのじゃぞ」
かつての自分。聖母としての自分が大きなお腹を愛おしそうに撫でている姿を僕は見ています。
僕の記憶なのですから、本当なら僕が聖母の目線で見ていなくてはおかしいのでしょうけれど、僕は彼女を、お母さんになろうとしている彼女をただ、見ていました。
ここがどこなのかとか、そんな事は考えなくても良いんです。だってここは僕の魂の記憶。聖母として持っていた記憶です。
だから少し引いた場所で見ていて、お腹を大きくさせた彼女が間違っている事だけを感じました。
僕にこんな事を言う資格なんてないのかもしれません。
「誰からも愛され」
お母さんでもない僕が、子供を産んだ事もお腹の中に子共を入れていた覚えもない僕が、言える事なんんて結局ないのかもしれません。
「心優しく、誰かを支えられるだけ強く、一人で立っていけるだけの素晴らしき……になるのじゃぞ」
その言葉を呪いの様だとか、枷の様だとは思いません。けれど、けれど、それを全て望まれて、その通りに生きている今のザクロの姿を彼女が見たら、ザクロの本当の意味での母親が見たら、どう思うんでしょうか。
ザクロが具体的にどのくらい頑張って、どのくらいの時間一人で頑張って立って来ていたか、僕は知りません。けれど、漫画とかで見る異世界の様に王族が威張り散らしていたり、国民が一方的に犠牲になっている所なんて、僕は見ませんでした。もしかしたら、僕が知らない所でそんな事があるのかもしれませんが、それでも、現代日本から来た僕が不自由しない程度に、文化レベルも低いなんて決して言えない。発展した先が科学か聖法かの違いしかないこの聖国は、まさに理想の……理想の、場所です。
日本人である僕が違和感を感じない程に、この国は清く正しく、笑顔と理想に溢れています。
それだけの事を、ザクロは一人で成し遂げてきました。
本当に一人だった訳ではないでしょうけれど、僕がいなくなった時、千年生きた事で親しい誰かがいなくなった時、確かにザクロは一人で立っていた筈です。
寿命が違うから。聖母の子だから。聖国の王だから。そんな言葉では片付けられない何かが絶対にあった筈です。
子供に期待を寄せるのは当たり前です。それらは全て、その子の幸せを願ったからなんですから。
それでも、子供を期待通りに育て上げる事なんて、おかしいです。子供には、子供なりの幸せがあるのですから。
子供と親は、別の人間なのですから。
「お主は本当にそう思うのかえ?」
「……え?」
目の前にいる彼女はただの記憶で、僕はそれをただ見ているだけだと思っていました。
彼女がそこにいるのを少し離れて見ているのも、記憶を分かり易く脳が勝手に変換している、とかそういう事だと、そう思っていたんです。
「妾はずっとお主の中におった。お主が妾の器として完全な形になるまで、ゆっくり待つつもりでおったのじゃ。しかし、勇者として召喚されるという珍事が起こってしまったからの。器としてお主は性急じゃと言える程、然るべき段階を幾段か飛び越えて聖母という存在に近付いておる訳じゃ。本当に、世の中何が起こるか分からんの」
皮肉気に笑いながら僕に話しかけて来る彼女の声は、いつもの様にとぎれとぎれのノイズが走った様な、不鮮明な声とは違いました。
器、というのも初めて聞いた筈なのに、どうしてだかしっくりきます。
声がハッキリと聞こえるという事実に同調する様に、彼女と僕の境目が曖昧になってきている気がします。
今までは、彼女は前世の僕という立ち位置から動きませんでした。まるで、ガラス越しに見つめ合っているかの様な、鏡に写った自分を見ている様な、そんな感じだったんです。
けれど、今は違います。僕と彼女の間には何もありません。同じ部屋にいて、ただ、お互いの距離だけが開いています。彼女がその気になれば、僕は多分、彼女に飲み込まれてしまうでしょう。
そんな僕の心配、というか彼女に対する怯えの様な感情を、彼女本人は何か微笑ましいものを見る様な目で見てきました。
「安心せい。妾はまだここにおる。時が来、期が巡り、力が満ちた時、妾はお主の体を少ぅしばかり借りるだけじゃ。……どうせ、妾にはそれしか許されん」
「……僕の体を使って、貴方は何がしたいの?」
「……知りたいのじゃ」
「何を?」
「妾が、間違っていた事を、確認したいのじゃ」
「間違っていなかった事をじゃなくて?」
「昔、とても大切な者に言われた。『貴方は間違っている』というそのたった一言が、妾を縛り付ける。妾は、どうして間違っていたのか、今でも分からぬのじゃ。妾は、妾の理想通りに生きたつもりじゃ。誰にも出来ぬ、誰かがやらねばならぬ事を、してきたつもりなのじゃ」
それは、どういう意味なんでしょうか。
彼女は、聖母は、魔神に殺されたと聞いています。だからこそ、自分の理想をザクロに受け継がせる事になった事を、言っているのでしょうか?
でも、それだと、順序が、おかしいです。
聖母の来世は僕です。僕がザクロと会ったのは異世界に召喚された時です。誰に間違っていると言われたのでしょうか。
……こんな事を考えても仕方ないのかもしれませんね。異世界があるのなら、天国ぐらいありそうです。
もしかしたら、ザクロの父親にでも言われたのかもしれません。
……ん?そういえば、ザクロの父親って、誰なんでしょうか。誰も教えてくれませんでした。本当の意味での僕の息子だと、ザクロは言っていましたから、ちゃんとお父さんがいる筈、ですよね?
「間違ってる事が何なのか分かったら、貴方はどうするの?」
「さての。妾は自分の間違いはなるべく正したい。理想の中に現実がいらぬとは言わぬ。時に失敗はあるじゃろう。しかし、その失敗を理解せねば、前には進めぬ。……主とて分かっておるであろう?」
失敗。そうですね。失敗です。
「僕は、ザクロに対する対応を間違えた。失敗だよ」
「妾もそう思う。あの状態の子を邪険にし遠ざけるのは得策ではないわ。ずっと傍にいる事が叶わぬのならまだしも、お主はあの子を産み直すのであろう?ならば逃げては母として間違いよ。妾と主はあの子を産むのじゃ。産んだのじゃ。この世に産み落としたのなら、子が一人で立って親の手が必要でなくなるまで導かねばならぬであろう?」
僕と同じ顔で、けれども普段あまり自分に自信のない僕とは決定的に違うその顔で彼女は笑いました。
とてもとても寂しそうに、笑いました。
僕よりよっぽど強そうなのに、僕よりよっぽどザクロのことをよく知っているはずなのに、彼女はとても寂しそうに、疎外感を感じたような表情で、笑いました。それでもどことなく大胆不敵、というか挑発的な、力強さがその銀色の瞳から溢れていますけど。
本当は、僕もこんな表情をしなくてはならないんでしょうね。
聖母として。ザクロの母として。
「ねえ」
「なんじゃ。妾の器」
「白雪だよ。花車白雪。僕の名前」
「……白雪」
「うん」
「妾の事はルヴェリーと呼ぶがよい」
「ルヴェリー?」
「シルヴェリー・マリアが真名じゃが、妾を知る者は皆そう呼んだ。そう呼ぶ者はもうこの世にはおらぬが、ここにいる間ぐらいはそう呼ばれても構わぬ」
今ようやく前世の自分の名前を知りました。思えば、誰も知らないみたいでしたから、どうしても聞き辛かったんです。ザクロはお仕事で忙しかったですし、ジュリアが知っているのか分かりませんでしたから。
「僕ね、大きくなったらお母さんになりたかったんだ」
「ほう」
「でも、僕は男だから、なれないでしょ?多分、僕に弟をくれたお母さんに憧れたんだと思う。だから、ずっとずっと女の子たちが羨ましかった。可愛くて、綺麗で、優しくて。男の人が苦手だったから、余計にね。……だからさ、僕ね、ザクロに母上って呼ばれる度、ちょっと嬉しいんだ。でも、今は名前で呼んでもらいたいな」
「母になりたいと言ったのにか?」
「だれだって、いきなりお母さんにはなれないでしょ?だから、僕とザクロはお互いをよく知ってから、改めて母子になりたいんだ。僕は、ザクロが一人で立つのに疲れた時、一緒に休める人になりたい。誰かを支えるザクロを、支えてあげたい。ザクロがこの国で千年も一人で頑張ってたんだって知った時から、その頑張った形を少しだけだけど見た時から、僕は、ずっとずっと、ザクロのお母さんにふさわしい人になりたいって思ってたよ」
ザクロが見ているのは花車白雪じゃなくてお母さんだから。ずっとずっと、僕を見てもらいたいって思ってたんだ。
そんな事を言ったら、ヴェリーは呆れた様な顔で僕を見ていた。
「白雪。お主、それは……」
「うん?」
「いや、分からぬのなら良いのじゃ。しかし、魂というものは油断ならぬの。こうも……まあ、妾と違い主は愛情深いからの。平気じゃろうて。きっと」
「意味深な事言わないでよ。気になる」
何かに納得したような顔で頷くルヴェリーに僕はそう言ったけれど、ルヴェリーは僕の声が聞こえていないのか、瞳を閉じて何かを考えていました。
「ルヴェリー?」
「ふむ、このままこの話を続けるのも色々と得るものがありそうじゃが、白雪よ。このままでは主の侍女と友人が死ぬぞ」
「……え?」
「いや、正確に言うならば、普段触れる事のない、あの場に溢れている魔力と高純度の聖法に当てられて、体内の法力のバランスを欠いておるわ。特にあの侍女の方が危ういぞ。白雪」
ジュリアとエドゥが危ない。ルヴェリーの口から出たその言葉の意味を理解した時、僕の頭は急速に回転しだしました。
「ほう、そこまで考えられておるのなら、普段からそうしておれば良いのにの。今のお主の顔は、そそるぞ」
そんな言葉を言われても、僕は考える事をやめられませんでした。
この場所は、僕の魂の中の様なものです。僕とルヴェリーはここで対話をしています。例えルヴェリーが表に出ていたとしても、僕とルヴェリーの差が確かであるのなら、僕はルヴェリーに身体を乗っ取られていようと、意識はそこにあります。けれど、僕とルヴェリーの間には今何もありません。僕たちが同じ存在にならないのは、お互いの意志があるからです。
ルヴェリーの言葉を信じるのなら、たった一度、自分の間違いを確認できれば良いんです。それ以外は、あまり“許されていない”んですから。
その許しがどういうものなかは分かりません。けれど、僕たちは聖母で、鬼子母神……。鬼子母神?
そうです。僕の天職は聖母と鬼子母神の二つ。だからこそ僕は、この国の“聖母”なんじゃないんでしょうか?
子供を産んで、子供を愛して守る。それが、とても大切で。
「それだけ分かっておれば上出来じゃ。白雪。行くがよい。主の子らが待っておる」
僕の子供が誰かなんて、考えなくても分かります。
だって、僕は。
「ねえ、ルヴェリー」
「なんじゃ。そう時間はないぞ」
「エドゥもジュリアも、ロッテさんも、みんな、ルヴェリーの子供でもあるよね」
そう言ったらルヴェリーは驚いたような表情で僕を見つめてきました。
「この世の全ての生物は僕たちの子供だもん。でも、僕たちにとっての特別は、ザクロだよね?」
「……そうじゃな。全くもってその通りであるわ。妾たちの子を救うがよい。白雪」
その言葉を聞いた後、僕は自分の体を使う権利を取り戻して見た景色は、色々とツッコミ所が多かったです。
白い花が空中にたくさん咲いています。多分、月光薔薇だと思います。まるでこの歌劇場が温室にでもなったかの様な、不思議な感覚に陥ります。しかも白い花の小数が黒く染まりかけています。焦げている、とか枯れているとは少し違う気がします。
そして、どうやら僕は今三日月に腰かけているみたいです。普通こういう三日月って金色だと思っていましたが、どうやらこの三日月は銀色のようです。しかも、きらきらと輝く霧の様なものが漂っています。
とてもファンシーな場所にいるなぁ。と思って、よくよく辺りの空気に気にかけてみると、黒くなりかけている花の近くには聖法とは少し違う雰囲気の何かを感じました。
確かにこれは結構キツイですね。僕も聖法しか見た事ないですから、違和感が大きくて酔ってしまいそうです。……ああ、でも、この感覚、どこかで。
「我らの祈りは何故通じぬ!我らこそが真に聖母を崇拝する存在であると言うのに!」
色々と考えていたらその魔力が多くある場所から嘆く様な声が聞こえてきました。
霧の様な何かの所為でよく見えません。どうしましょうか。そんな事を思ったら霧はそのままで僕の瞳は霧の奥の出来事を写していました。
よくお正月に神社で見る神主さんの様な格好をしたどこかエドゥに似た、けれど表情が全く違う男の人と和龍が黒っぽい服を着た人たちの体にあの白い花を植え付けています。エドゥに似た神主さん風の人は長い剣で切りかかって、切られた部分から花を咲かせて、和龍はブレス、というのでしょうか?それに当てられた人が身体に花を咲かせています。しかも所々凍っている様な。……ああ、だから霧が漂っているんですね。それにしても、神主さん風の人の持っている剣、どこかで見たような。
どういう状況なのか全く掴めないから混乱していると、霧に隠れて今まで見えていませんでしたが、銀色の雲の様な物に乗ったエドゥが多分僕よりも呆然とした表情で事の成り行きを見ていました。
「え、エドゥ……?」
これは何がどうなって起こった現象なんでしょうか。そう問いかけたかったのですが、名前を呼んだ事で僕が僕に戻った事に気が付いたのでしょう。疲れ切って、どこかドキリとする様な大人の色気、みたいな雰囲気を漂わせて、こっちを見て弱弱しく薄幸そうな笑みを浮かべました。
ああっ!イケメンが更なる進化を遂げてしまいました!素敵です!
「俺は、もう何が起こっても驚かない」
それはフラグです。とそう言いたかったのですが、その後のエドゥの台詞で僕はエドゥに言いたい言葉が見つかりました。
「何があってもお前の傍にいると誓う。白雪」
それはとても嬉しいです。同性の友達が少ない……わざわざ数えなくても事足りる程度しかいない僕には嬉しい言葉ですが、良く言って悟った様な。悪く言って諦めた様な透き通り過ぎて怖い瞳を向けて言われても、心配になるだけです。
『ヤンデレは一人で十分です……!』
属性被りは重大な禁忌です。
まあ、実際そんな事は言いませんでした。言う訳ないですよ。決して言えません。こんな事。
「そこは悟っちゃ駄目な所だよ。エドゥ」
僕がそう言うとエドゥは「ああ……」と泣きそうな声で言いました。
多分全部僕の所為ですね。ごめんなさい。
多分後2話で一章は終わる予定。そう。うん。
上下編になったのは、やっぱり長くなる感じがしたからです。
白雪は結構規格外な存在だけど、どっちかって言うと性格もちゃんと主人公っぽく自分の気持ちに鈍感に……なってたら良いなぁ。