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4話

初心者なので誤字があると思いますのでそこら辺は指摘があればぜひ言ってください。

空は満足げに手を下ろし、宙に浮かんだまま地球を俯瞰した。「これでこの世界のレベルが少し上がったな。新大陸の出現で、人間たちは大慌てだろうけど、それが面白いんだよ。アビス、次は拠点を置いて、じっくり観察しよう。日本が一番適してる気がする。面白い奴も多そうだし、なにより覚醒者たちの動きも活発だ」

アビスは恭しく頷いた。「主のご意志のままに。日本はゲートの中心地の一つです。拠点の場所はどこにいたしましょう?」

空は笑い、空間を軽く歪めて二人を日本上空へと移動させた。「東京湾の上空だ。海と都市の境目で、目立つけどそれがいい。移動可能な浮遊要塞を作ろう。かっこいいやつをな」

次の瞬間、空の意志が現実を形作った。東京湾の青い水面の上空、雲間に巨大な構造体が現れた。それは、黒い金属と輝くクリスタルが融合した浮遊要塞だった。形状は戦艦のような形をしており複数の尖塔がそびえ立つ。戦艦の直径は数百メートルに及び、表面には魔力のルーンが刻まれ、光を屈折させて周囲の景色を映すステルス機能が備わっていた。内部は広大なホール、研究室、居住区、兵器庫が備えられ、移動機能として虚空の推進装置が搭載されていた。要塞はゆっくりと浮遊し、東京を下に見下ろす位置に停泊した。

アビスは要塞の甲板に立ち、周囲を見回した。「素晴らしい……主の創造は常に超越的です……」彼は微かな魔力の波動を感じ取り、表情を僅かに曇らせた。「これほど大きい拠点、目立ってしまうのは仕方ありませんが、数体の魔物がこちらに向かっています。中には強い気配も感じられます」

空は甲板の中央に立ち、笑みを浮かべた。「ほう、早速お出迎えか。面白いな。見てろ、アビス。この要塞の力を見せてやるよ」

東京湾上空に、魔物の影が迫っていた。ゲートの裂け目から溢れ出した数体の魔物――その中には、翼を持つ巨鳥の群れ、Sランクを超える気配を放つ空飛ぶ竜型の魔物だった。それは黒い鱗を輝かせ、咆哮を上げながら要塞に向かって突進してきた。巨鳥は鋭い爪で要塞の表面を引っ掻き、竜は炎のブレスを放った。

だが、攻撃はすべて要塞の周囲で止まった。透明なバリアのようなガードが展開され、爪も炎も、一切のダメージを与えなかった。魔物たちは混乱し、再び攻撃を繰り返すが、結果は同じだった。

空は腕を組み、満足げに言った。「強力なガードが張ってあるんだ。俺の許可なしには、どんな物体も通しはしないようになってる。物理的な攻撃も、魔力も、空間歪みも――すべて無効さ」

アビスは感嘆の声を上げた。「完璧な防御……主の力は、絶対的ですね」

魔物たちは諦めず、要塞に体当たりを試みたが、バリアに弾かれ、海面や空へ落ちていく。空はさらに笑い、言った。「そして、撃墜機能も備えてあるよ。試してみるか」

空の言葉とともに、要塞の尖塔が輝き始めた。クリスタルの頂点から、強力なレーザー砲が発射された。赤い光線が虚空を切り裂き、巨鳥の群れを一閃した。魔物は一瞬で蒸発し。レーザーを避けることに成功した竜型の魔物は逃げ出そうとしたが次に放たれた追尾型レーザーにより一撃で魔物を消滅した。レーザーの余波で、東京湾の水面が大きく波立ち、遠くの雲が裂けた。

空は頭を掻き、軽く笑った。「流石に威力が強すぎたが、どんな事があろうが、この拠点が落ちることはないよ。アビス、これでしばらくは静かに観察できるな」

アビスは甲板から東京の街並みを見下ろし、頷いた。「確かに。人間たちはこの要塞の存在に気づくでしょうが、ステルス機能で隠蔽できます。主、次はどのようにお進めに?」

空は戦艦内のホールでアビスに今後の事について話した。「まずは日本を重点的に見てみよう。うんでもってそろそろ人間たちと接触しようと思う。覚醒者たちの反応が面白そうだし。新大陸の影響で、ゲートの活動が活発になってるしな。」

アビスは一礼し、言った。「了解しました。主の安全を祈ります……いえ、この世界で主を脅かすものはありませんね」

そうして空は人間たちに接触するために準備を始めた。

話し方とか曖昧かもしれませんがよろしくお願いします

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