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Ability-ism  作者: 変哲高校生
3/6

Fランクの教室にて

合格発表を終えた一ノいちのせ 惟斗いとは「Fランク教室」の扉を静かに開け、中に入る。教室内には不安げな表情の生徒たちがちらほらと座っているが、その中で見知った顔をすぐに見つけた。


惟斗「...お前もここか、透奈。」


教室の端に座っていた月影つきかげ 透奈とうなが軽く微笑んで頷く。


透奈「そうみたいね。まさか二人ともFランクとはね。」


少し肩をすくめ、透奈は苦笑交じりに話し始める。


透奈「頭脳系の試験がさ、チェスとかボードゲームばっかりで…頭は使うけど、私の能力じゃあんまり役に立たなくて。正直、少し自信喪失しちゃったわ。」


惟斗「そうか...それは災難だったな。まぁ、お前なら大丈夫だよ。」


透奈「ふふっ、何それ」


透奈は少し笑いながらそう返し、惟斗にドア近くの席を指し示す。


透奈「ほら、先生そろそろ来るから、惟斗も決まった席につきな。」


惟斗「だな。また後で」


惟斗が席に着いたところでFランクの担任が教室に入ってきた。

その担任に惟斗は少し驚きながらも笑みを浮かべた

その担任とはソフトボール投げの時にいた白髪の先生だったからだ。

そしてその担任が教壇につき喋り出す。

担任「やぁFランクの諸君。初めまして私の名前は分谷わけたに 操人あやとだ。気軽に分谷先生でも操人先生とでも読んでくれ」


分谷は淡々と言葉を続けていく


分谷「君たちもその顔ならわかっているだろうがここは最低ランクだ。君たちは能力を上手く試験で活かせずただの地頭や運動神経でギリギリ合格だけだ」


この言葉がFランクたちの心を抉る


分谷「だが、逆に考えれば、そこらの奴よりかも地頭や運動神経は高いと言うことだ。

まぁたまにずば抜けて高すぎる奴もいるけどな」


そんなことを操人はいいながら惟斗に視線をやる

そして、すぐ視線を戻して


分谷「よって君たちに学んでもらうのは自分が持ってる能力の訓練し、能力を成長させ、汎用性を身につける、これをすればEやD運が良ければCも全然夢じゃない」


最後に操人は少し温かみの笑みを浮かべて


分谷「というわけで早速訓練だ、準備して訓練場に来い」


操人は教壇を降り、教室から出て行った

そして、今の話を聞いたFランクの生徒たちは嬉々とした表情を浮かべていた

「えっ、俺でもCランクになれんのかな」

「とりあえずFランクから抜け出せるならなんでもいい」

それは月影も例外ではなく、希望に満ちた目をしていた


そんな中、惟斗はこの教室内で1人『憤り』と言う言葉にぴったりな顔をした赤い髪のツインテールの女子を見ていた。

何気なく席が隣なので話しかけてみると


惟斗「そんな怪訝な顔してなんかあったの?」


赤い髪の女子生徒「何?初対面で失礼ね、あんたもただの低脳、Fランク野郎でしょ?」


惟斗は(お前もだろ)と言う言葉をしまいながら話を続けた


惟斗「いや、あんな希望ある話をされたのにかなり怒ってる感じが出てたから話しかけただけだよ」


赤い髪の女子生徒「いい?私は最強にふさわしい能力を持っているの、Fランクになんて似合わないほどのね、すぐにでもSランクに返り咲いてやるわ」


惟斗「おぉ、すごいな」


惟斗はちょっと引き気味になりながら尋ねた


惟斗「ちなみに名前は?」


赤い髪の女子生徒「覚えなさい!私の名前は

久遠くおん はるか最強になる女よ!」

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