だすもんだせや
「なぜ俺がそんな事やらなきゃならないんだ?」
「完全に私の都合ですよ♪」
「実は私移動が決まってるんです。あなたの世界で言う転属ですねー。あなたの行ってもらう世界の神になる事になったんですよぉ。なので、最後に職権濫用して良さそうな魂に私の世界に来てもらう事にしたんですよ!」
こいつ…いいのかそんなことして。
まぁ神についてなんて無宗教日本人だと思われる俺には理解できないだろうが。
もう死んでここに来たからにはやる以外の選択肢はないんだろう。
「わかったわかった。協力するからなんか特典とかボーナス?みたいなのはないのか?」
「やっぱり日本人は聞き分けがいいですねぇ」
それで特典の話は…?
「あぁ、所謂チートってやつですね?もちろんご用意しております♪」
「私の担当する世界は剣と魔法の世界なんですが、スキルがものを言う世界になってます。詳しくはこちらをご覧ください!」
ユニーク 個人ごとに設定されたスキル。強弱あり、1/5000くらいの確率で持っている。
Sランク 1/10000000くらいの確率で持っている。
Aランク 1/1000000くらいの確率で持っている。
Bランク 1/100000くらいの確率で持っている。
Cランク 1/1000くらいの確率で持っている。
「まず、スキルを持っている人はレアです。それだけでほぼ人生は約束されるようなものです。一般的なのは剣技などの〇〇技みたいな物の扱い方のスキルですね。稀ではありますが、後天的に取得できる可能性があります。一応Bランクまでは後天的に取得できます。」
「ほぅ…例えば後天的にBランクを取得するのにどれだけ時間がかかるんだ?」
「だいたいその物事に才能がある人が寝食を忘れて打ち込んで10年くらいで、取得できます。」
「かなり時間かかるんだな…。まぁ地球でもトッププロはそれくらい時間かけているか。納得か」
「そう言うことですね。一応後天的にBランクを取得した人間は数人確認しています。」
「それでチートですが、ユニークスキル1つとCからSで3つまで選択できます。Sランクは1つ、A〜Bだと2つ、Cランクだと3つ付与できます!Cランクでも3つ持っている人はかなり少ないですよ!」
これは選ぶのに時間がかかりそうだな…