9/14
ラブレターの山
俺は、カバンを上に開け、
ひっくり返して机のうえに、手紙の山を開けた。
その量に。
マドンナは絶句してた。
「....,」
少しの沈黙のあと。
「山吹くんて、モテるのね...」
「それ、ラブレターの山...」
可愛くハートのシールでデコったものとかあったから。ラブレターだと思われても仕方がない。
彼女がかなり、ぽかんとしてるところで。
キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り響き。
「あ、戻んなきゃ、教室!」と
マドンナは慌てて開き戸を閉めたのだった。