登場人物略紹介
Caution! ネタバレを含みます!
キャラクターが分からなくなった時の覚え書きのようなものです。初めて読まれる方は、まずはお手数ですがこちらを飛ばして本編にお進みくださいませ。
もしよかったら、評価として星をいただけると嬉しいです!
【主な登場人物】
ルベリア・ラペルマ(19)
『私はギュゼル様の騎士ですから!』
・紅髪、紅瞳のイケメン女騎士。女性には甘く優しく、口説き文句も流暢に。本作品のポンコツ主人公。女の身なのに陽の気しか流れていない特異体質でトラブルメーカー。何か秘密を抱えているようだが……?
★戦闘スタイルは小剣と盾での力押し。
ギュゼル(10)
『ルベリア、大好きよ!』
・黄金の髪に翠玉の瞳を持つ宝石のようなお姫様。可愛い。不遇な身の上だが健気で明るい。母と婆やとルベリアが大好きな女の子。
オーリーヌ・モルトブレン(26)
『陛下……お慕いしております』
・栗色の髪に翠玉の瞳のギュゼルの生母。侍女としてギュゼルに仕えている。男爵の末娘で妃になるには身分が低い。気が弱い部分があるが、ギュゼルを誰よりも愛している。
タンジー(?)
『こぉの、馬鹿娘が!』
・ギュゼルに仕えている年齢不詳の老婆。かくしゃくとした動きでルベリアに木尺を食らわせる。愛情深い一面もある。離れの家事を取り仕切るエキスパート。
アウグスト(24)
『お前は私のものだ……』
・黒髪に紫水晶の瞳を持つ、氷の魔王子と呼ばれるドS第二王子殿下。国中の女性から熱い視線を受けているがストイックで通っている。強すぎる陰の気と魔力のせいで体を蝕まれており、ルベリアの陽の気を求めている。
★戦闘スタイルはエストックやレイピアでのフェイントと黒術の力押し。
トマス・オブライエン(24)
『殿下、口調が』
・砂色の髪に茶の瞳の、アウグストに仕えている護衛騎士。乳兄弟でもあり、テオドールとは犬猿の仲。アウグストを王位に就けるべく裏工作に励んでいた。影の騎士団を纏めている。ドS。
★戦闘スタイルは大剣でのカウンター。武器全般と体術の達人。
ハリー・リズボン(30)
『大事なのはお金です!』
・黒髪に青みがかった灰色の瞳の童顔文官にしてアウグストの従者。リズボン家の八人姉妹の中で一番美人と揶揄される。七人の妹の結婚資金のために働く守銭奴。黒術が少し使える。
★戦闘スタイルは弓による遠隔射撃と近接でのカウンター黒術。勝つためには手段を選ばない。
ダントン・ノレッジ(34)
『魔法には代償が必要なんだぜ?』
・栗色の髪にハシバミ色の瞳を持つ、アウグストの母方の従兄。侯爵家の次期当主にして、騎士と導師の資格を有するインテリ。魔力はない。魔道具の蒐集家で、男色家で、ハリーに執着している伊達男。
★戦闘スタイルは体術と長剣でどちらも大したことはないが、魔道具を用いた中距離奇抜戦術は厄介。
テオドール(29)
『ルベリア、僕の太陽……』
・栗色の髪にオリーブグリーンの瞳を持つ、芸術をこよなく愛する王太子殿下。病弱。ギュゼルとアウグストを大切に思っているが、利用しないのとは別問題だと考えている。後半、優しげなメッキが剥がれてヤンデレの本性が明らかに。
★戦闘スタイルは分銅付きフレイルでの捕縛格闘術特化。筋力は強い。
ハリエット・リズボン(20)
『ああ、王太子殿下……』
・黒髪に青みがかった灰色の瞳の持ち主。テオドールに仕えている療術士で黒術が得意。報われない恋に身を焦がしている。病的な美貌の持ち主だが、兄より老けて見えることを気にしている。ルベリアが大嫌い。
★戦闘スタイルは黒術での捕縛。遠隔攻撃に弱い。
【敵方の登場人物】
セリーヌ(22)
『うふ、愉しくなってきましたわぁ』
・ハニーブロンドを幾重にも巻き、アイスブルーの瞳をパチパチさせているお人形さんみたいなお姫様。夢見るような声でお願いすれば、断れる男は少ない。婚約者のレオンハルトのためにアウストラルの覇権を欲した。美乳。
エヴァンジュエル・ルマイヤーズ(45)
『おのれ、テオドール……!』
・雲のようなプラチナブロンドにアイスブルーの瞳を持つ、年齢を感じさせない美魔女。セリーヌの生母にして三番目の妃。お椀型の美乳。
レオンハルト・フリッツ・ガイエン(30)
『セリーヌ、僕の可愛い薔薇よ……!』
・ガイエンの第三王子。立太子はならなかったが正妃の嫡子。実の兄である王太子を出し抜こうと必死である。セリーヌとは相思相愛の仲。金髪に青い瞳のイケメン王子様。頭はちょっと弱い。
★戦闘スタイルは長剣と盾術。
エイゼルバート・ダスティン・ダヴェンドリ(50)
『しかと見ておれ、コルネリウス……!』
・ガイエン国の王族で、レオンハルトの叔父。アウストラル国の王妹クリスタニアの夫となり公爵位を賜る。子が居ないまま妻を亡くし直接的な手段で国盗りを企む。
★戦闘スタイルは魔道具を用いての中~遠距離攻撃。
オリヴィエ・シャイロック(42)
『次は貴方様の番でございます』
・金髪イケメンナイスミドル。伯爵位を持つが子は居ない。武勇に優れた騎士でもある。若い頃にはエイゼルバートの恋人であった時期がある。
★戦闘スタイルはレイピアと身の軽さを利用しての囮役。
オルド・ルマイヤーズ(35)
『ひぃっ!? わ、私は頼まれただけで……!』
・小太りで汗っかき、実力もないパッとしない男だが、血筋は良い。エヴァンジュエルの弟で、国盗りのためにコネで典医の長にねじこまれた。伯爵位を継いでいる。
【その他の登場人物】
コルネリウス(60)
『オーリーヌ……』
・くすんだ金髪を持つ長身の男。アウストラル国の王で、ギュゼルらの父親。善政を敷くが家庭は冷えきっている。本気で愛したのはオーリーヌだけである。
★戦闘スタイルは棒、槍術。なかなかの腕前。
オデッサ・フロンティア・アイゼンビー(44)
『エイゼルバートが居てくれるなら安泰よ』
・グレアル国から嫁いできた正妃。政治の腕前は抜群に良い。テオドールとラグーナの生母。二人の子は外見は母親そっくりに育ったが、中身は父親に似ているようだ。
トリシア・ノレッジ(44)
『嫌、こ、殺さないでぇっ!』
・アウグストの生母。ノレッジ侯爵の娘だが、素行の悪さに実家から援助を打ち切られている。ちょっと頭が弱い。自慢の美貌も歳と共に翳り、シャイロックの甘言に踊らされていた。後にオーリーヌと友人になる。
ラグーナ・賢麗・マルクート(26)
『……どうしてこんなことに』
・アウストラル国の一の姫としてマルクート国に嫁いだ。「賢麗」との名を与えられ、王に溺愛されている。怖いくらいテオドールそっくり。兄弟妹からは「口うるさい」と煙たがられている。胸と尻はなだらか。
ユージェニア(29)
『うふふ、可愛い……』
・「優潤」が本名のマルクート出身者。女だけの騎士団“山猫の爪”の隊長。目下に優しい姉御肌の美女。ラグーナに仕えていた縁でテオドールのために働く。ルベリアを気に入っていて、テオドールとくっつけたい。巨乳。
★戦闘スタイルは鞭とソードブレイカーでの捕縛特化。
エルンスト・キンバリー(14)
『ギュゼル姫……可愛い!』
・コルネリウスが決めたギュゼルの婚約者候補。まだ正式には決まっていない。次期当主。家が弱いことを知っているため人脈作りに腐心するなど、才能ある努力家。まだ詰めが甘い。
★戦闘スタイルは盾術を習っているが、実は弓術の才能がある。
ヴィンセント・キンバリー(42)
『ふん、俗物どもが』
・オーリーヌの元婚約者。だが、親戚なのでヴィンセントは乗り気ではなかった。結局、破談したため、子を産ませていた想い人と結婚できた。コルネリウスを支える忠臣だが、他の貴族連中とは仲が悪い。貧乏な伯爵。
★戦闘スタイルは盾術。
レイヒ(自称41)
『通りすがりの学者ですよ』
・「麗筆」が本名のマルクート出身者。借金トラブルで施療院をクビになり、金貸しに売られて金貨二万枚+αでアウグストの下に。白髪に黒瞳、灰色のローブの謎多き人物。
★戦闘スタイルは魔術特化。魔術を封じられると手も足も出ない。
ピアス(?)
『団長、殺っちゃっていーすか?』
・焦げ茶色の髪に焦げ茶色の瞳の、特徴のない男。笑うと凶悪になる。聖火国から流れてきた荒くれ探索者 。騎士ではないが影の騎士団に所属する副団長。拷問吏だと思われている。
★戦闘スタイルは暗器全般を用いての暗殺術、体術、拷問術。
ミモレ(14)
『男同士で抱き合うなんて! キャ~ッ!』
・地を守護し侍う少数民族、チチュ族の出身。見た目は二足歩行する尻尾のないネズミ。体毛は白。コイバナ大好きな女の子。でも自分の恋愛フラグには気付かない……。
ラクレ(14)
『はぁ、まーた悪い病気が始まった……』
・ミモレの双子の兄。体毛は同じく白。いつもアウグストの機嫌が悪いときに居会わす運の悪い男の子。すばしっこいだけじゃなく力持ち。
ゴーダ(20)
『ミモレ……可愛い……』
・チチュ族の青年。体毛は黒。密偵としては中堅と言われる位に優秀。トマスに気に入られて特訓を受けている。ミモレが好きだが言い出せなくて陰から見ている。
イザヨイ(15)
『オレ、求愛されちゃった』
・月を守護し侍う少数民族、シン族の出身。見た目は二足歩行する尻尾のないオオカミ。体毛は青灰色。獣人は蔑称だが、本人は気にせず使っている。人間と同じ位生き、人間を伴侶にもする。アウグストに睨まれている……。
★戦闘スタイルは爪、牙。または無手格闘術。
アデレード(45)
『ルビーってば面白いね~』
・娼館を営む女主人にして、情報屋。トマスから高額をふんだくっているらしい。派手な美女で、多少ラインが崩れているがナイスバディのお姉様。持ち前の明るさと度胸と腕っぷしで裏社会を泳いでいる。
トマス=ハリス・ラペルマ(53)
『うちに娘はいません』
・ルベリアの父親にして聖火国から流れてきた聖堂騎士。属性は白術のみ。垂れ目にやる気のなさが溢れている。そこそこモテるが、二度も妻に死なれているため再婚の予定はない。
★戦闘スタイルは武器全般だが、特に槍術に優れている。たまに白術で翻弄してくる食えないトリッカー。
ジャスティン・ドゥケス(22)
『………』
・無口無表情な聖堂騎士の若きエリート。白術と黒術の両方を用い、操気術も得意で、文武両道を地で行く英雄候補。背はルベリアより少し低く、童顔であるが体つきはがっしりしている。何を考えているのか誰にも分からない。
★戦闘スタイルは武器全般で体術にも魔術にも優れたワンマンアーミー。連携は苦手。
ヴァネッサ(?)
『ははは、遊んでやるよ』
・女騎士だけを集めた“山猫の爪”の隊長格の一人。浅黒い肌を持ち、くっきりした眉と黒い目、長い黒髪は編んで首に巻きつけている。よく発達した筋肉が自慢だが腰は細い。最強と名高い女騎士で、男も女も気に入れば強引に迫る悪癖がある。
★戦闘スタイルは大剣での叩き伏せとカウンター。もしくは暴力的な速さでの双剣ラッシュである。