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バインドスキルで生き抜くファンタジー世界生活  作者: アブラゼミ
第2章「不穏のはじまり」

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第57話「ゲイルとリリー」

 ゲイルです。

カイル兄ちゃんの弟で、戦士のゲイルです。

突然ですが俺には気になる相手、ううん、好きな女性がいます。


「……」


 リリーです。

冒険者ギルドに土日だけ来るリリーです。普段は働いているらしいです。

テーブルの上に杖を置いて、何やらやっています。

魔法の基礎訓練らしいです。

いつもそれをしているリリーですが、ユイトが来た時だけやめて話しかけにいきます。

他の冒険者達には見向きもしません。

最近、レベッカやミアとは話するようになりましたが……


「や、やあ、リリー」


 魔王の基礎訓練らしきものを中断させた所で、俺はリリーに話しかけます。

無視されたらどうしようかと勇気がいりましたが、アスミ様にもらった勇気を振り絞って話しかけました。

リリーの、夜空を煮詰めたような真っ黒い瞳が俺の目と合います。

化粧っ気のない白い肌、パッツンに切りそろえられた前髪、笑顔になった所を見た事ない無表情。ですがキレイです。派手さはないですがリリーはキレイな女性です。


「……ん、何?」

「お、俺ゲイル。カイル兄ちゃんの弟で戦士やってるんだけど……」

「……ん。知ってる。前にお兄さんにしつこく話しかけられた」

「ウチの兄ちゃんが申し訳ありませんでした!」


 リリーに向けて頭を下げる。カイル兄ちゃん! 何やってんだ!


「……ん、別にいい。あなたのお兄さんと、あなたは、別」

「そ、そう……」

「……ん」


 それだけ言ってリリーが、また魔法の基礎訓練を再開しようとする。

マズい。話しかけたものの、何も話題がない。

こんな事ならアスミ様にこの後何を話せばいいか相談しておくべきだった!


「リ、リリーは、ユイトを待ってるの?」

「……ん。そういう訳じゃ、ない」


 そういう訳じゃないと言いつつ、いつもユイトが来ると立ち上がってユイトの所に行くのを見てるんだけど、言うと不機嫌になるだろうという気がして黙る。

好きとかそういう感じではないんだろうけど、気になるなあ……


「ユイト、今日はバロン達と釣りに行ってたから来ないと思う」

「……そう」


 ここに来る前に、ユイトがバロンやマシュー、クリスと釣りに出かけていたのを見たのでそう伝えると、リリーが杖をしまって立ち上がる。


「ど、どこ行くの?」

「……帰る」

「ああ、そう……じゃあ、また」

「……ん」


 リリーが、冒険者ギルドを後にしていく。

不機嫌になったとか、そういう感じではないと思うけれどユイトが来ないなら冒険者ギルドから帰るって事は、やっぱりユイトが来るのを待ってたんだろうか。

 『友達』とお互い言ってるし、多分恋愛感情とかはまだないんだろうけど、リリーの中でユイトは特別なんだろうなと思う。

俺は、手についた汗をタオルで拭いて深く息を吐く。

ああ、緊張した……。話しかけたの初めてだからすごく緊張した……。

それにしてもリリーって、いい匂いがするんだな……

・冒険者達のレベッカの印象


 カイル「美乳・美脚・美尻。ツンツンしてるけどカワイイ。デレた所を見てみたい」

 ゲイル「気が強そうだから正直苦手。家では意外とズボラそう」

 ノッシュ「いいお母さんになりそう」

 ミア「ポンコツかわいい。この前タバスコかけすぎて涙目でパスタ食べてた」

 リリー「波長が合う」

 バロン「不器用」

 マシュー「恋愛下手そう。ただ自分の気持ちに気づいてくれない相手に思い切った行動をしそう」

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