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砂川見聞録  作者: ぢだぱぢぴぢぱぢ
3話「砂川、裁く」
51/336

[3-15]ヤバい

 「雑務。仕事あげましょうか」砂川さん、いよいよ出動。3話も大詰めになってきたその15節。


挿絵(By みてみん)




――[Stage]紫上会室




【笑星】「会長!! 俺に、仕事を教えてくださいッ!!!」

【鞠】「嫌です」


 …………。


【笑星】「会長!! 俺に――」

【鞠】「嫌です」


 ……………………。


【笑星】「会長ッ!!!!」

【鞠】「嫌――」

【深幸】「どっちか折れろよ!!?」


 本日はどうにも雑務が元気だった。


 いや、元気では断じてないが、少し活力が戻った感じ。昨日までは死ぬ直前みたいなテンションだったから。


【鞠】「そもそも、仕事なんて残ってません。ここ数日で片付きました。テレビでも見てればいいじゃないですか」

【笑星】「俺、今仕事したいんです!! 或いは、砂川会長の仕事を見たいです!!」

【鞠】「……………………」


 今まで仕事できなきゃ帰るスタイルだったのに、今度は仕事なかったら却って私に接近するスタイルになってる。コイツやっぱり実は私のこと大嫌いだな?


【信長】「……笑星、やけに気合いが入ってるというか……何か先日のことを考えると怖いんだが」

【笑星】「その時は、すみません! フォローをお願いします!!」

【深幸】「俺らに迷惑かける前提かい」

【笑星】「……兎に角、何かやらないと……俺、アイツに合わせる顔が、無いんだ……」

【四粹】「…………」

【鞠】「無いものは無いです。勉強でもしてれば――」


 ――イヤホンから、通知が鳴る。


【笑星】「……先輩?」


 視界を、複数アルスを広げたデスクに戻し……状況を確認する。


 この通知というのは、映像を常時分析して、指定していたパタンに酷似した事象がカメラに映ったと認識された場合に鳴らされる。監視カメラ操作アプリの機能の一つだ。


 映像検知という形式ゆえに認識の正確性は信頼しきれないが……通知を送ったカメラの映像に切り替えて、状況を眺める。


【鞠】「ッ――!」


 即、横に置いておいたアルスに起動していたアプリを操作し――起動からの音声録音を始める。


 ……………………。


【鞠】「うっわ――」


 見てしまった。


 ヤバいものを見てしまった。


 流石にこんなのが釣れるとは思ってなかった……が、奴を叩くには充分なものであるのは間違いない。


【鞠】「雑務。仕事あげましょうか」

【笑星】「え?」


 いきなり手のひらを返すようなことを云い出した私にポカンとする雑務に近付き……背中を思いっ切り叩いた。


【鞠】「今すぐ!! 1号館の1階、北側階段へ向かいなさい。そこから先どう動くかは、貴方の判断に委ねます」

【笑星】「……!! は、はい!!」


 理由はよくは知らないけど、兎に角張り切っていた雑務はいつもの走りでエレベーターへ向かっていった。


【信長】「……会長、俺たちは……行かなくていいんですか?」

【深幸】「ってオイ、お前は何でいきなり忙しそうなんだ? 一体この一瞬で何があったんだよ?」

【四粹】「――監視カメラに、何かが映ったんでしょう」

【信長&深幸】「「――!!」」

【鞠】「えーっと……やることと、必要なこと……あと抑もアイツ今どこに――」


 雑務に盗聴器を取り付けたことだし……まあ、いざという時にはフォローはできるだろう。いや、ほんと雑務の為とかじゃなく私のただでさえ存在しない評判が更に消失しない為なんだけど。


 ……これ以上、勝者が嬲られる現状に附き合ってやることもない。


 今日で回復不能なほど、叩き潰してやる。




 ヤバい事件起こしてる割には3話短すぎない? ってこの辺で作者気づきましたが、何故か手遅れと判断しました。ラストスパートかけます。

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