分かりづらい本作の登場人物紹介(整理)
〈重音楽部『ダンデライオン』メンバー〉
・剣崎愛……主人公。春より桜ヶ丘高校に入学し、一人暮らし。重音楽部に入り、右往左往の日々。笑顔練習は最近してなく、ブサイク感は薄れてきた。美少女街道ばく進のつもりで、奇怪な行動をとる。バンドを偶然見に来た敏腕プロデューサーの目に留まるかもしれないので、クセっ黒毛のセットは欠かせない。自称クールビューティー。
・伊沢竜也……重音楽部部長。高校五年生。担当楽器はギター。見た目カエルで愛称はリュウ。左指が三本。「童貞だと誰かに迷惑かけるんですかね?」と強がる日々。愛と似ているクセっ黒毛を伸ばして、音楽家を気取る。
・瀬名光樹……高校五年生。担当楽器はドラム。金髪ツンツンのヤンキー。愛称はコーキ。車通学はやめ単発バイトを始めるも、先輩に殺意を抱く。リズム感のあるタイプのオンチ。
・如月蒼……二年生。担当楽器はベース。愛称はソウ。ゆるふわ茶髪のドイツ人クウォーターでイケメン王子様。だけど最近、剣崎愛のせいでその仮面が割れてきた。割とケチ臭い。ベース弦の節約のため、サビが苔の如く生すまで交換しない主義。音質は二の次だ。
・松田先生……数学教師で重音楽部の顧問。スキンヘッドのおじさん。ドラム経験者。毛髪に効くシャンプーを愛用するが、その効果はひげにしか現れず。
〈女子軽音同好会『フリージア』メンバー〉
・早乙女弦音……二年生。担当はギター。父親に殴られながら十年間ギターに向かった人生。その結果、男性不信気味。楽曲のソロでは、矢のカタチをした赤きギターを膝に挟み、ストレート黒髪を振りかざしてスカートがめくれないよう気を付ける。超巨乳(G)。
・林田梓……一年生。ドラム担当。黒いリムジンで登校する、ブロンド髪のハーフお嬢様。重音部の瀬名光樹にあこがれて、桜ヶ丘高校に入学した。練習中、弦音にどやされると女子軽音に入ったことを後悔する。剣崎愛とは仲良くなったけど、彼女がコーキに近づくと複雑な心境に。最近忘れ物が多い気がしてきた。巨乳(E)。
・橘燈……女子軽音同好会部長の三年生。ベース担当。弦音の暴走、高橋先生の竹刀、アニメオタクの三重苦をその身に背負う女。ショートボブの前髪は横一直線でなく、ほんの少しアシンメトリーになっていて、好きなアニメキャラのマネだけど、部活では誰も話題にあげてくれない。両手足の長いスタイル抜群の巨乳(F)。
・高橋先生……現代国語教師で女子軽音楽部の顧問。竹刀が相棒の茶髪ロングの三十路。酸臭気漂う赤ジャージを愛用。ドラム経験者。剣崎愛とお揃いの(A)。
〈そのほか〉
・和泉ちゃん……愛のクラスメート。見た目オカメの漫研所属。ソウを蒼様と呼び、コーキとのツーショットを欲する毎日。描く漫画の原稿用紙には、スクリーントーンと彼女の血(LOVE)がしみ込んでいる。隠れ(E)
・ヨネさん……剣崎愛の住むアパートのお隣さん。よぼよぼで声が聞こえにくい。体の節々が痛み、テレビの紹介していたストレッチをし、腰痛が悪化した。若い頃は(D)




