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わたしの生きる道  作者: mimuka
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眠りが深いのだ、わたしは。


五分ほど考えた後、観念して起きていることにした。


眠気覚ましに熱いシャワーを浴びれば、すぐに六時になるだろう。


そう思い、わたしは部屋を出た。


わたしの家は三階建て。


自室は二階にあって、各階におフロ&トイレがある。


なのでそのまま二階のお風呂場へゴー。


熱いシャワーを浴びてサッパリした後、制服に着替えて、カバンと帽子を入れた紙袋を持って一階へ下りた。


キッチンに入って、エプロンをかける。


冷蔵庫を覗き込み、今日の朝食とお弁当の中身を決める。


朝食は目玉焼きにウインナー、漬物とお麩のお味噌汁でいっか。


お弁当は…昨夜の夕食の残りのから揚げがあるから、後はウインナーと卵焼き、それに漬物と手抜きで良いや。


わたしの家族はまず両親、姉、兄、そしてわたしとなる。


手早く五人前の朝食と、一人分のお弁当を作ると、エプロンを脱いで姉と兄を起こしに行く。


まずは姉だ。


姉はリビングにある引き戸を開け、二メートルほどの廊下を歩いて、またある引き戸を開けた先にある。


そこは姉のアトリエ。


このアトリエは五年前に作られた。


しかし姉は仕事のことになると夢中になり過ぎて、しばしば食事や眠ることを忘れてしまう。


そこを心配した両親が、一階のリビングの壁をぶち抜き、引き戸と渡り廊下でアトリエをつないだのだ。


我が親ながら、派手な行動力だと思う。


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