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「今日のオススメは季節限定のモンブランとスイートポテトか。…何かどっかで聞かなかった?」
「朝、わたしが栗味のチョコレート、あげて食べたじゃない」
「あっ、そっか。でもケーキとチョコは別だよねぇ」
他にもいろいろ美味しそうなのが並んでいる。
けれど季節限定のオススメは、やっぱり特別だよね。
「わたしはモンブランとスイートポテト、それにブルーベリーのタルトにしよっと」
「一口ちょうだいね」
「はいはい」
「じゃあアタシはショコラとアップルパイ、チーズムースにしよう」
店員さんを呼び、ケーキを皿によそってもらう。
他にわたしはホットコーヒーを頼み、ミホは紅茶を頼んだ。
代金を払い、それぞれ注文した品を載せたプレートを持って席に戻る。
フォークを手に取り、どれから食べようかと考えたところで、ふと気付いた。
「でもケーキ三個って、頼みすぎたかな?」
「その分、頭使ったから良いって」
「何に使ったのよ? そもそも午後からは授業無かったでしょ?」
「しゃべるのも頭使うじゃん」
…よほど職員室ではしゃべったんだな。
わたしはモンブランをフォークで一口分取って、ミホの口元に運んだ。
「ホレ」
「あ~ん。…んっ、美味い♪」
上機嫌でミホはショコラをフォークで一口分取って、わたしの口元に。
「ホラ」
「んっ。ん~、ショコラも美味しい♪」
普通の日ではこういうことはあまりしない。




