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わたしの生きる道  作者: mimuka
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それで高校を卒業したのと同時に、独立したのだ。


兄はもっと早かった。


小学生の頃にはマンガ家になるのを決めていて、中学からは新聞配達のバイトをしながらお金を貯めてた。


マンガを描くのに必要な物を、自分のお金で買っていたのだ。


中学三年間はずっとバイトをして、画材を全て買い揃えたのは高校入学した後だった。


受験があったので、さすがにマンガのことはいったん置いといたらしい。


高校に入るとすぐに投稿をはじめて、高校二年の時に連載が決まった。


それから三年間、たゆまぬ努力のかいがあって、兄の作品はたくさんの人に愛されるようになった。


二人は自ら汗水を流し、努力のかいがあって今の成功がある。


何もずっと家にこもりっきりで、親に頼ってばかりだったわけじゃない。


…まあ家事のことは置いといての話になるが。


「でもアンタだって頑張ってんじゃん。手芸用品買う為にバイトしてたし。そのかいあって、カナの作る手芸品、ネットショップで有名だよ?」


…そしてわたしには、手芸という特技があった。


父は販売。


母は料理。


姉は彫刻。


兄はマンガ。


そしてわたしは手芸で生計を…立てるつもりだ。


「編み物の他に、ビーズアクセとか作ってるんでしょ? アタシ、カナの作る作品、好きだよ」


「ミホ…」


「えへへ」


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