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三年目の追憶  作者: 青鷺 長閑
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序章……価値の無き人生

 かつて誰かから聞いた言葉だが、「『自分は何の為に生まれたか』という質問は、自分が死に際、走馬灯が垣間見えるまさにその時答える事ができる」というのがある。

皆さんがこれを聞いてどう思うかは俺の知るところではないが、少なからず俺はこう思った。


 「バカげた言葉だな」と。


 何の為に生まれたかだって? 生きる為に生まれたんだ。逆に言えば生まれたから生きるんだ。だってそうだろう? 人間の一生なんか要約すれば「生まれて、生きて、死ぬ」、これだけなんだ。俺達が普段している生活――学校に行って気だるい勉強をするだとか、友達と他愛もない与太話をしながら弁当を食べるだとか、家に帰って特に目的もなくパソコンに入り浸るだとか――なんかはいわゆる「おまけ」に過ぎないわけだ。

 

 

 そんな余興だらけの人生に必死になるのも、それはそれで良いのかなと俺が思ったのは、しかしつい最近になってからだった。



 そう。



 自分のたった一つの生き甲斐が二十を過ぎた頃やっと分かって、分かったと同時に失ってしまったその時から――

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