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僕はサイコパス  作者: sirokm007n
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第1話 「サバゲー部に行こう!」

ブックマーク、評価、ありがとうございます! 頑張ります。

僕と沙矢ちゃんはサバゲ部の部室に向かっている。「なぜかって?」それは部室の隠し金庫にヤクザの銃器保管倉庫からこっそりひっそりと部長の梨帆が盗んできた「M4A1やらグロック(拳銃)」などなどやばい武器があるからだ!! 


ミリタリーヲタクでもありゾンビヲタクでもある僕と梨帆が有事の際に生き残れるように準備していたのデス!! 警察もまさか学校にチャカがあるなんて思うわけもないしサバゲ部の部室にしちまえば銃器の出し入れをしていても怪しまれない!! 最高の隠し場所というわけだよ。く、く、くく。


ちなみに沙矢ちゃんは生徒会役員です。会計です。


そんなわけで渡り廊下を走っているんだけど・・・ちょっと問題発生 たくさんの美少女に追いかけられています。モテる男ってつらいわぁ~~(でへへ顔)。


「痛っいたいいいたい!」

脇腹に激痛が、なんだ、くそ、いてぇ。


「・・・・・・(コロス)」

横を見ると沙矢ちゃんが僕の脇腹をつねっている。殺意をむき出しにして・・・・・・。


「沙矢ちゃん、まさか奴らのお仲間になったのでございましょうか?」

恐怖で後輩相手に敬語になる先輩・・・かっこわりい。


「・・・・・・|(違うもん。お兄ちゃんが雌豚どもをエッチな目で見たから怒ってるんだよっ)」

沙矢ちゃんが心の中で言ってることをを脳内変換して読み取るとたぶんこんな感じ。ちなみに僕は沙矢ちゃん専用「読心術」が使えます。


沙矢ちゃん昔っから恥ずかしがり屋で思ったことを声に出せない性格、でも声に出してくれないとなにを思ってるのか分からない。だけど沙矢ちゃんのことが好きな僕はなんとか理解しようと10年かけて読心術をマスターしたんです!! どやぁすごいだろ!!


沙矢ちゃんが13歳の時に初めて完璧たぶんに心を理解できた時は嬉しかったなぁ~。


「僕の目には沙矢ちゃんだけしか見えてない。他の雌犬たちなんて見えてないよ」

僕は真剣な眼差しでそう言う。


「・・・・・・(うるうる)」

僕は沙矢ちゃんの透き通るような青色の美しい髪をなでなでする。ちなみにショートカット。


「ころすころすころすころす・・・・・・」

僕たちは足を止め、息を荒げ、ゆっくりとしかし確実に・・・・・・


「しねしねしねしねしねしね・・・・・・」

・・・・・・


「化け物ども!! うるせぇんだよ! 空気読めよふ・・・ざけん・・・・・・な」

僕は奇声を発して騒ぎ回ってやがる「化け物集団」の方を見るすると大変な事件が起こっていた・・・・・・学園巨乳ランキング1位 西園寺さいおんじ 里彩りささん、容姿端麗・才色兼備なご令嬢。女神のような美しさで男どもを癒やしていた、先輩。


そんな先輩が今、ぼいんぼいんと二つの豊満な膨らみを揺らしながら走っている。それだけなら良かった。そう服が破れてなければ清楚なイメージは保たれていただろう・・・先輩の服は破れ、ブラジャーはそもそもない、胸を露出している。桜色の綺麗な乳○が丸見えだ。とても下品だ。だが、美しい。先輩は下品だが、大きなおっぱいは美しい。そしてエロい、男子高校生には刺激が強すぎる。


「ごくり・・・・・・」

僕は初めて美しい星たちを見た子供のような純粋な瞳で先輩のおっぱいを録画する。


パシ、ドガン!!


僕は急に体勢を保てなくなり、仰向きに倒れる。どうやら技をかけられたようだ。


「今、先輩のおっぱいを脳内保存してたんだぞ! 嫉妬するのは分かるけど男はおっぱいには勝てないんだ! 分かってくれ、仕方がないことなんだ・・・・・・」

僕は説得を試みる。


「先輩のおっぱいは沙矢ちゃんのちっぱいとはまた、違う! 魅力がある。ちっぱいもいいけどやっぱり巨乳がいい!! 所詮、男はみんなちっぱいより巨乳が好きなんだ!! そう、これは男のロマン何人も邪魔してはいけないのだ! 最高のおっぱいを求める旅を邪魔することは神だろうが許されないこと、ましてや人間ごときが邪魔してはいけない。分かった?」


「・・・・・・|(私がお兄ちゃんを悪夢から覚まさせてあげるね!)」

不気味な笑みを浮かべると近くの窓カラスを割り、破片を一つ拾うと、それを僕の太ももに突き刺す。


「?」

僕は一瞬なにが起きたのか、理解できなかった。目で見て理解する。刺されたことに・・・・・・


「あっあっ血が血が・・・・・・」

何故だ? 沙矢ちゃんは何があっても僕だけは傷つけようとしなかった。なのに、なんで、刺したんだ? 今までだってこんなお話してたのに、なんで、なんで・・・・・・? 


「・・・・・・|(お兄ちゃんはちっぱいが好きなんでしょ? あんな脂肪の塊じゃなくて私の控えめな胸が好きなんでしょ?)」

傷口をぐりぐりと傷つけながら質問してくる。


「・・・・・・|(早く答えないと死んじゃうよ? お兄ちゃん)」

確かに早く答えないと死ぬかもしれない。化け物どもだってもう間近まで近づいてきている。こんな状態で見捨てられたら確実に死ぬ・・・それも悲惨な死に方で・・・・・・。


「ぼくは巨乳が嫌いです。沙矢ちゃんの控えめな胸が大好きです」

僕は巨乳が嫌いと嘘をつく、死にたくないから、嘘をつく。


「・・・・・・|(そうだよね! 良かった。お兄ちゃんを殺したくないもん、これだけは覚えておいてね・・・お兄ちゃんは私がいないと生きていけないんだから私だけを見てないとダメだよ・・・・・・)」

そう言うと破片を2つ拾い右手左手にくノ一のように持つと確実に敵を殺していく。5分後、辺り一帯血に染まった。


僕は沙矢ちゃんが好きだ。その気持は今も変わっていない。狂気に染まろうが、沙矢ちゃんは沙矢ちゃんだ。僕の心の支えには変わりない。




僕は応急処置として止血してもらった。足を引きずりながら沙矢ちゃんに肩を支えられながらサバゲ部の部室に入室する。そこに居たのはサバゲ部 部長 梨帆。


「おまえ、生きてたんだな」

僕は心底ほっとする。何かと僕に対して酷いことをするやつだが趣味が合ういい幼馴染だから。


「おう! 当たり前だろ。私を誰だと思ってんだよ、梨帆さんだぞ」


「こんな時に、笑わせるなよ・・・・・・」

唐突にギャグをぶっこむから笑った反動で傷口が擦れる。血が


「お! よく見りゃおまえ怪我してんじゃん。縫合してやるよ」

梨帆は手慣れた手つきで腰のポーチから医療用の針と糸を取り出すと縫っていく。


「助かるよ・・・ありがと・・・・・・」


「お礼なんかいらねぇよ! そんなもんよりも対価としておまえをもらっちゃおうかな」

日常なら普段の日常なら冗談として流れていった言葉・・・だが今の今の沙矢ちゃんには冗談にならない。冗談として理解しない理解できない!!


「沙矢ちゃ」


「・・・・・・()」

ものすごい形相、可愛さの欠片もない表情を見せたと思ったら、姿を消し、気づくと梨帆の首をへし折っていた。普段の梨帆なら軽く遊び程度に止められる攻撃だが死んだ、異常だ。


「なに、冗談言ってんだよ、そんなつまんないことで死ぬなよ」

沙矢ちゃんは実の姉を一心不乱に滅多刺しにしている・・・・・・


梨帆は沙矢ちゃんの手を掴んだ。掴んだと思ったらナイフを奪い取りリア・ネイキッド・チョーク(首絞め)の体制に移り気絶させた。


「な、なんで生きてんだよ・・・・・・?」

頭が混乱している。人が生き返るなんてありえない、だが、現に生き返っている。いや死んでなかったのか?


「いや! 確かに死んだはずだ。首をへし折られ、心臓を滅多刺しにされたんだ!!」 


「ふ、ふ、ふっ実は私、不死身なのだよ。明智くん」

「ごめん、意味わかんない」

頭上にはてなを量産していると梨帆が「これだから凡人は」っと言わんばかりの顔で見てくる。


次話 不死身の理由

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