雲の声
新入りの営業マンであるO氏。会社の大事な得意先を束にして割り当てられ、仕事をうまくこなせずに苦しんでいる。職場にもストレスがあり、せっかく取った盆休みも心穏やかに過ごせない。妻が朝から不在のその日、部屋で一人で居て、くつろげないO氏は、とにかく外に出て、外の空気を吸って気分を変えようと思う。その時O氏の心には昼間見上げた空の青さ、高さ、そして雲の白さがあった。雲を見に行こう――O氏はそう思う。
1985年執筆
1985年執筆
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