6. 俺は地獄の名簿に名前がないらしい
名前がない?どういうことだ。
「あれれ?なんでないんだろ、、」
これって、もしかして、、俺ってやっぱり、本当は地獄なはずじゃなかったんじゃね!!間違ったってやつ!?これ、この子に詰めたら、天国に護送してくれないかな。
「やっぱり!!俺は、地獄に行くはずの人間じゃなかったんだ!!!!」
「い、いきなりどうしたんだ!?」
「いや、名簿に名前がないってことは、俺は地獄の人間じゃないってことだろ!?」
「そ、そういうことになるのか?うーん、でもないってのは私、聞いたことがないんだよな、、」
おお、迷ってる迷ってる!あと、もう一押しすればなんか行けそうだな。チョロそうだそこの子。
「なにかがおかしいんだ絶対!そうだ!閻魔大王に直談判しにいかないか?」
「え!?大王様に?それって、大丈夫なのか、いやでも、本当に間違えだったら、、どーしよう、、」
「うんうん、間違えだったらやばいよな、あの地獄が天国に行くべき人を地獄に送っちまったとかなあ?」
「ど、ど、ど、どうすればいいんだ!?」
お!これは、行ける気がするぞ。この調子で天国に送ってもらって、俺の楽しい天国ライフの始まりだ!!!