2/25
2. 俺は知らない部屋にいた
「ここは、どこだ」
俺は目が覚めた、周りの光がとても眩しく感じる。どうやら、長い間眠っていたみたいだ。
(みた感じここは、ただの部屋のようだな)
周りは、老若男女いっぱいの人で溢れかえっている。
(俺って、死んだんじゃなかったっけ?)
と疑問に思いながらも、状況を理解するために、もっとよく周りを見渡してみる。
(おじいさんやおばあさんもいないわけじゃないが、若い人が多いな)
そう考えながら俺はどうしたもんかと戸惑っていると、前方から、はつらつとした女の子の声が聞こえた。
「みなさーーん!聞こえてますかーー??」
俺は声のする方に目をやった、するとそこには身長の小さい子供が立っていた。
(なんだ、この中学生みたいな子は)
ちょっと火に焼けているような小麦色の肌に、真っ赤な髪、目はエメラルド色で、、へぇー子供みたいなのに胸は大きい、、ってなんて事考えてるんだ俺は!!
「よし!聞こえてるみたいだね!!」
また、はつらつとした声が部屋に響いた。そして、赤髪の女の子は続けてこういった。
「ようこそ!地獄へ!死者の皆さん!!」