表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

荒くれの居場所

作者: 趣味C

「ぐじぐじ言う出来損ないか、サイコパスな出来損ないかどっちがいい?」

と言って二人に睨み付ける。

「また病んだんか?昨日もそれ聴いたけど~、あっ僕は、死に執着している女が好きだな~」

チラッ

「はぁ?アンタも道連れにするよ?」

「え!まぁ、君となら・・・いやいや!ただの独り言だし!本気にすんなよ」

ごちゃごちゃしだす、この隠れ家。

「人の話聞いてんのか!?メルリ、カルリ!」

ガララララ ガラッ!

「うるせーぞてめぇら!」

「あっ、師匠」/「あー、師匠」

二人は睨み体勢はついているので、もう蛇睨みに怯える必要も無い。

「なんで起きてんだよ?さっき寝てただろうがぁ」

「寝てたんだよ、でもなおまえら五月蠅い声で目覚めたんだわ」

「へぇーなら答えてくれよ、どっちの出来損ないがましかを」

二人に師匠と呼ばれた男は、小さいため息を吐き、渋々答えた。

「安眠妨害しない出来損ないがましだわ」

病んでれと師匠の二人の間にバチバチと電撃がぶつかり火花を散らす。

「すっとしねぇ回答だ、まるで俺らのことを言われてるみたいだ。てことで表出ろよ。やっぱり暴力でスカッとさせるわ」

メルリ、カルリと呼ばれた男女は、またかと思いながら、各部屋に戻った。

「後悔すんなよ?シュンライ」

不敵な笑みを浮かべる師匠に彼も口角を上げて

「そっちこそ!!、メライ!」


二人は、今も続くライバル。


戦闘こそが生きがいの、人種の二人だからこそ、語れる世界がある。


だからいつもボロボロにされても、最後は、また、と次の話をする。


嬉しいんだ、自分の思いを受け止めてくれるのが・・・・。



力は暴走し目覚める殺意、自分の首を絞めて凌ぐ毎日。


優しいから殺せないんだろ?


俺達はそんな共通点を持っているから、居心地の良い関係でいられるのかもしれないな。



師匠と呼ばれているお前は、本当に立派だよ。心広いし、俺らをまとめられる力。


バタリ

俺は倒れた。

でも表情をゆるめて

「ありがとな」


なんて・・・・恥ずかしいけど


そしたらあいつ


何も言わずに優しく微笑んだんだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ