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目覚めの時 ♯1

2200年1月1日


「にいに、今日が目覚めの日に間違いないよね?」


「大丈夫さ。コンソールにも今日の日付で入力されてるんだから。」


「機械が壊れてて起きなかったらどうしよう…。それとも、もう死んじゃってるかも…。」


「定期的に点検してるし大丈夫だって。いいかげんその心配性な性格直した方がいいぞ。きっと初対面であったらウザがられるからさ。」


「…ねえ、なんでそんな酷いこと言うの。」


「ごめんごめん。とにかく今日は150年待った記念すべき日だから笑顔で迎えてあげよう。」


「そうだね。あ、カウントダウンが始まったよ。10、9、8、7、6、5、4…。」


「「3、2、1、0」」


2人のカウントダウンが0になると同時に、多くの機械から扉が開く音が聞こえてきた。

隙間からは窒素のような気体が漏れ出て、視界を遮る。

だが今日という日を心待ちにしていた2人にとってはそれすらも一種のアトラクションのように思えた。


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