孤独条例
この世界の国民は、他人の幸せを優先する人たちだった。
何しても、自分以外の人を優先する。
そして、ついに自分を大切にしない国民達と化してしまった。
他国の王たちは、この惨状をみると、ここの国王ひどく非難した。
非難された国王は、仕方なく新しい条約を発令させた。
それが、国民が孤独になるという約定。
国民同士の干渉を禁止させた。
破ったものは、孤独よりもつらい存在を否定される刻印をつけさせられた。
その発令をしてから、数年後....。
国民のほとんどが孤独となっていた。
そして、人よりも自分を愛するようになっていた。
その国を見た他の国王は、この国王を酷く非難した。
「思いやりがない国民だ」