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2才の大学生②

すみません、進みませんでした汗


まさかの2年越しグラ学転生発覚に衝撃が拭えない。


ゲームの中のソフィアは、それはもう美人な女の子だけど、ヒロインのエマを罠に嵌めようとして、学園を追放させられるのよね。


それなりの地位にいる貴族のスキャンダルのせいか、

あっという間に醜聞が広まって、外も歩けなくなっちゃったはず、、。


それにグランディア学園は、王国唯一の国立学校で、

卒業すればステータスだけど、成績があまりに悪すぎたり、それこそ退学させられるなんて、バカのレッテルを貼られてしまうわっ。


社交界に出れず、領民からも後ろ指を指され続け、

半年後に修道院に送られる。

エンディングでチラッと映った画像では、顔も痩せこけて、隈がひどい不気味な容姿に変わっていた。



冗談じゃないわ。

そんな人生イヤよ!


そもそも、私がヒロインの邪魔をする理由(わけ)ないじゃない!

むしろ生で観たいから、存分にイチャコラしてくれ!



……っそうよ!何も関わらなくても良いじゃない!

全シナリオコンプリートしたわけじゃないけど、

結末は分かってるし、陰ながら応援して、

あわよくば 生グラ学を楽しめばいいのよ!

そうすれば、退学させられる事も、家族に見放される事も、修道院に送られる事もない!

素晴らしいわっ!



まずは、今後の方針をとりあえず練らなくちゃ。

そもそも違う学校に進学すれば良くない?

あ、でもそうしたら生ヒロインが見れないか。

うーん。




「……さまっ、お嬢様っ!」


はっ、しまった。

意識が飛んでいたわ。

マイエンジェルが私を心配そうに見てくる。

かわいい!


あら?

何か注目されてる?

パパママをはじめ、使用人達も心配そうにこちらを見ている。


「ソフィア、ごめんな。パパが悪かった。

そんなに思いつめた顔をして、、」


誤解です。

今後の動き方を考えていただけです。


「えっと……あにょ」


「大丈夫よ、ソフィー。

今日はあなたの2才のお誕生日だもの!

…そうよね?旦・那・様?」


おかしい。

女神の微笑みなのに、何故か恐い気がする。


「あ、あぁ。勿論だとも!

安心しなさい、ソフィア。

君の希望通り、アディを専属にしよう!」


パパもママが恐いのか、引き攣りながら話す。

ふむ、尻に敷かれるタイプとみた。


「パパ!ありぁとっ!」


ちゅっ


可哀想だから、ぽっぺにチューをプレゼント。


「ソフィアっ!」


「ゔぐっ」

感極まったパパが抱き締めてくる。

な、内臓でるっ、ヘルプミー!


「旦那様、お嬢様が苦しがられています。」


ナイス!

バートンさん!


――ふぅー。苦しかった。


おっと、アダルベルト君が、キラキラ()で私を見ているじゃないか!


「お嬢様、僕嬉しいです!

これから精一杯、お仕えしますね!」


くっ!

眩しいぞ!マイエンジェル!


その笑顔を守りたいっ


……じゃなかった。


断固、根暗阻止!

あなたを根暗になんかさせないわっ!

そして私が、一生面倒みてあげる!


「よろちく、あだりゅべりゅとくん!」


「ふふっ、お嬢様、

僕の事はアルとお呼び下さい。」


「あるぅ?」

おぉ、ちゃんと呼べたわ。

アダルベルトってまだ言いにくいのよね。


「はいっ!お嬢様っ!」


天使、天使、天使、天使っ!

尻尾が見えるよー!

ブンブン振り切ってるよー!

私を殺したいのっ⁈

そうなのっ⁈


「はふぅ〜」

もう、ダメっ


―――フラッ


「わっ、お嬢様っ⁉︎」


飛びかけた意識の中で、アルが倒れた私を支えてくれたのが分かった。

あ、顔近い。


「まぢ、てん…しっ……」


「えっ?お嬢様っ?しっかりして下さい!」


「キャー!ソフィーっ⁉︎」


「誰かっ!大至急カロンを呼べっ!」


天使の腕の中で、意識を飛ばした私は、

この後の大騒ぎを一切知らない。




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