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子供の成長って早いね③


おかしいな。鉄板だと思ったんだけど、


「えっと……パパ?」


―――ガタガタガタッ


地震っ⁉︎


「ソッ!ソフィアーーッ!くぁwせdrftgyふじこlp」


あっ、震源地パパだった。


「旦那様っ、しっかりなさって下さい!旦那様!」


バートンさんが、パパの肩をゆすってるけど、

無理だと思う。

だって、パパ昇天しちゃってるもん。



―――パンッ


ビクッ。


「あらあら、困ったわ〜。

バートン、旦那様を寝室に運んで下さる?」


パンッと手を合わせて、ニコニコ指示を出すママは、

全く困ってなさそうだ。


「かしこまりました、奥様。」


スッとお辞儀をすると、パパを肩で支えて去っていくバートンさん。

力持ち〜。


「さっ、では続きをしましょうか。

女の子のドレスですもの。

私達、()()()()()で選びましょう?

トルソーさんもよろしくて?」


にこり。


「え、ええっ!勿論ですわ奥様!」


さすがママ!

一気にこっちのペースだわ!


「それから、()()()()()()()?」


にこぉ。


「はっはい!」

なんか寒気がっ。


「あんまりパパにおいたしちゃダメよ?」


みっ、見透かされてる?

打算的なところバレバレかな…


「う、うん?」

とりあえず、すっとぼけとこーっと。



カモのパパが退出した事で、あとはママの独壇場だった。

もう全部お任せしました、はい。


「で、では奥様、こちらが見積りですわ。

前金として2割頂きますが、よろしいですか?」


すっかりトーンダウンしたオネエは、事務的に手際良く進めていく。


「かまわないわ。マリー、こちらをトルソーさんに。」

側で控えていたマリーに、見積り金額を指差す。


「かしこまりました。」

すぐに用意して戻ってくると、スッとトルソーの前に出した。


「…あら、前金には少し多いですわ。」


どうやら2割に上乗せされていたらしい。


「ふふっ、せっかくの記念ドレスを作ってもらうんですもの。

これは私達からの気持ちですわ。」


かっこえー


「まぁっ、有難うございます!

必ず素敵なドレスを、お嬢様にお持ちしますわ‼︎」


少し息を吹き返したらしいオネエとその仲間は、笑顔で屋敷をあとにした。

やっぱ、お金って大事だよね、モチベーション変わるもんね。

ドレス、よろしくお願いします。







―――コンコン


「はーい」

誰だろ?

夕食には、まだ早いけど。


「お嬢様、入りますよ。」


アル!


「どうぞっ!」


「失礼します。」


1週間ぶりの生アダルベルトだわ!

一応専属にはなったけど、

まだ子供同士だから、主従より友人関係が近い。

でもこれから仕える為に、アルは2年前から本格的に学び始めた。

そのせいで毎日のようには会えなくなっちゃった…。


ううっ、慢性的な天使不足!





次はアル回です!

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