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俺という名の剣(チート)

主人公視点に戻ります。お話長めです。

 目を覚ますと真っ暗。ここはどこなんだろうか。最後の記憶はソウルシフトの魔法を唱え終わったところだ。あ、じゃあつまりここは剣の中?目を開けているはずなのに何も見えない。


 突然光が射したと思えば、そこに女の子が立っていた。歳は俺より下っぽいな。


「ん・・・ここは?」

女の子が目の前の俺に気づかないはずもなく、ものすごく驚いていた。

「うわぁ!急に人が!あ、大声だしてごめんなさい」


 謝ってくれたのだが、女の子は少し考える仕草をしてからまたすぐに大声を出した。

「わ、わ私が剣を持った途端真っ暗になってあなたが現れたってことは剣の妖精!?」

「残念ながら少し違うな。剣に魂を移した人間だ。実質妖精かもしれんが」


 そういうと女の子はまた驚き、

「あなたもしかして私の体を乗っとるとか思ってませんか!?前に本で読んだことがあります。封印魔法で人の体を乗っとる魔法があると!」

「本当はそうしようと思っていたんだがなぁ。相手が年下の女の子だと気が引ける」

「む、あなたも私と同じような年齢じゃないんですか?」


 あぁ、そっか俺って若干童顔だった。

「俺は16だけど?」

「16!?失礼しました。私は14で・・・って乗っとろうとしている人になんで敬語使ってるんだろ私!?」


 この子ちょっとテンパってるのかな。

「あ、じゃなくてお願いします!私の体を乗っとらないでください!」


 そう言って頭を下げてきた。

「いや、乗っとらないけど。せめて君の体の中に住ませてくれない?」

「!?自分の体の中に他の人がいるなんて嫌に決まってるじゃないですか!」


 やっぱりそうきたか。ならメリットを考えないとな・・・

「俺は上級職のエンチャンターだし攻撃力は1000あるし体力と命中も結構高いぞ?冒険者ならかなり得すると思うんだがどうだ?」

「め、・・・命中ってどれぐらいあるんですか?」


 お、話に食いついてきたな。えーとたしか命中は

「400あるけど?」

「!!?わ、私の10倍とは・・・」

「どうだ?多分俺、というかこの剣装備すると命中400上がるぞ?」

「命中400↑・・・これは欲しいけれど本当ですか?確証はないんでしょう?」


 言われてしまった・・・実はただの推測。でもステータスは多分上がるはず。

「とりあえず剣を使って攻撃してみたらどうだ?一応左目だけ貸してくれ」

「ひ、左目を貸す!?嫌で・・・いや、命中400・・・」


 左目貸してくれとか平然と言ったが本当にできるかは知らん。

「わかりました・・・でもとりあえず意識を返してください」

「ああ、俺がオートで魔法かけてたみたいだな。解くよ」 


 俺が魔法を解いた途端、女の子の姿は消えた。

「左目だけ目をつぶっているのでそこにだけ魔法とかかけれませんか?」


 魔法をかけなくてもできたみたいだ。俺に左目の感覚が戻ってきた。

「とりあえずステータス開いてみようか」

「あ、そうでしたね!メニュー!」


 女の子が指を操作してステータスを開くと・・・


リンカ Lv.10

攻撃力1100

魔力1075

体力1300

命中450

運300


 !?ステータスがものすごく高い。あとレベルって何だ。聞いてない。あと女の子の名前もわかった。リンカというらしい。

「!!?ものすごいステータス高っ!」


 チャンスだ。自分をセールスせねば。

「な、言っただろ?これならどんな敵にも勝てると思うぞ」

「た、たしかに・・・」


 ちなみに今口借りて声に出して会話してるので、他から見れば不審者だ。と、リンカがスキルの欄を開いた。

「スキルも!?このエンチャントとマジックウエポンってあなたのスキルですよね?上級職のスキルが使えるとは・・・」


 おお、予想以上に冷剣フリージア(俺)は強いらしい。今の状態の俺達の強さが知りたかったので聞いてみる。

「とりあえず試しに剣でも振ってみようぜ」

「そ、そうですね。剣なんて使ったことないですが・・・えいっ!」


 するとそこにあった木がいともたやすく切れた。あ、でもこれ俺の素の攻撃力だよな。

「今度はエンチャントとマジックウエポンっていうスキル唱えてからやってみてくれ。」

「ああ、スキル唱え忘れましたね。エンチャント!マジックウエポン!」


 唱えるスピードが俺より全然速い・・・リンカは魔力も高いっぽいし魔職かな。

「でやっ!!」


 氷の斬撃・・・それも俺が使った時の倍並のものが森林を切り裂く。どうやら50m先ぐらいまで切れたっぽい。


 その圧倒的な力に俺とリンカはしばらく呆然と立つことしかできなかったのであった。




 

ステータスの改変をしました。

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