クエストを受けてみる
エンチャンターになったのだが全くわからないのでとりあえずエンチャンターの説明をしてもらった。
「エンチャンターは付術士とも呼ばれ、物や武器に魔力を付与することができる職業ですね。ユウタ様の場合は魔法剣士になりたいと言っていたので、剣に魔法を付与して戦うのをオススメします」
と、言われた。
おかしいなぁー魔法で直接攻撃するのを望んでいたのに・・・スキルの覚え方も教わったので、メニューを開いて習得可能スキルを見てみる。
一応アイスラッシュという氷の魔法を覚えられるらしいが、中級職の魔法みたいなのでやめておく。ここは諦めてまずは武器を強化するスキルを覚えよう。探してみると
「エンチャント」
魔力を武器の攻撃力に付与。
「マジックウエポン」
通常攻撃中に攻撃魔法が発生する。
というスキルがあったので覚えておく。スキルポイントが50も余ってるのだが、残しておこう。
冒険者はクエストをクリアしてお金を稼ぐ職業らしい。この世界での目標は強いエンチャンターになってお金を稼いでのんびり暮らすことにしよう。神様には女帝がなんたらとか言われたが、最初から上級職になれるのがわかった途端、そのことはどうでもよくなった。強ければ安定したお金が入ってくるだろうしさ。わざわざ危険をな目にあわなくても暮らせるならそっちの方がいい。
とりあえずクエスト依頼書が貼ってある板に行ってみる。昼間だから他の冒険者は既にクエストに行ってるのがほとんどらしく、周りは空いている。クエストを眺めていると面白そうな依頼を見つけた。
「街の近くのダンジョンの調査依頼」
ダンジョンは行ってみたかったから好都合だ。なぜ皆この依頼を受けないか不思議だったが、詳細を見ると1年に一回の調査で、もう既にこのダンジョンは最下層まで到達されており、恐らく宝もないらしい。あとは麻痺を与えるコウモリがでるらしい。そのままにすると最悪動けなくなるらしいが、麻痺消しを使えば治せるらしいし、麻痺消しは提供してくれるみたいだ。楽勝だなこれは。
早速この依頼を受けてみることにした。・・・後に後悔する結果になるとは知らずに。
言ってみる→行ってみるに修正