解除と登録
街への帰り道。
「ちょっとユウタさんと話したいのですがいいですか?」
「ん、いいよー?」
唐突にそんな事を言うリンカ。
「話って何だ?」
「あの・・・契約解除してすみませんでした!でも、ユウタさんはちょっと過信しすぎだと思います・・・」
「なんだ、そんなことか。俺はもう気にしていないよ。新しい主がいるんだし。あと過信しすぎ・・・か。たしかにそれはあるかもな」
「んー?割り込んで悪いけど依頼主ちゃんはユウタ君とまた契約がしたいのー?」
「ま、まぁしたいですけど・・・既に所有権はそっちにあると思うので・・・」
「じゃあさ、契約解除した原因を教えてよー」
「まぁ簡単に言えばクエストに行ったときに私は逃げようと言ったのにユウタさんは戦おうって言って・・・それで怪我して私が強い口調で攻めちゃったんですよ・・・そしたら痛みは俺に来たって言って怒っちゃって・・・こっちから契約解除しました」
「ふーん、ならいいよーユウタ君との契約は解除するね」
「え、ちょっ、俺は」
「マジカルブレイカー!」
えー・・、なんで一日に2回も意識失わなきゃダメなの・・・
(えーと、またよろしくです!)
目を覚ますと目の前に笑みを浮かべたリンカが。
(ああ、よろしくな)
(あの・・・すみませんでした!)
(いや、・・・俺の方こそごめんな)
(あ、左目どうぞ)
リンカがそう言うと視界が戻ってきた。目の前にはニコニコ笑顔のスーさん。
「なんでいきなり解除なんてしたんですか!?俺が許可してなかったし!」
「えー・・・だって君攻撃力高いけど魔力低いしー」
・・・痛い所を突かれた
「で、でも攻撃力も魔力も高ければ万能に・・・」
「私基本ソロしないから別にいいんだよねー攻撃力なくても」
「き、今日ソロじゃないですか!」
「君が一応いるじゃーん」
「それは・・・」
「まぁ本音を言うと元の持ち主と喧嘩したって聞いたけどたまたまここで会っちゃったんだからなんかの運命で以来主ちゃんが持つべきだと思ってね」
「そんな理由で・・・」
「そんなに嫌なの?」
「そ、そういう訳じゃないですけど・・・」
ただ、残念だった。お姉さんと一緒に冒険できると思ったのに・・・




