【世界の意志】
謎のアヒルと、ジーク達は別れた。
会う事はもう、無いんじゃないかな?
で、闇夜の先に看板が有った。
【この道通るべからず】
看板には、そう書かれていた。
小太りのダボダボの黒いスーツを着た男が口を開く、
「私は名前はヌマスと申します、この先入るべきですかね?…あの、魔人ムシンさん、ジークさん」
見たくもない何かが有る、三人は直感的に察していた。
だが他に道はない、それに此処は悪夢の世界、こんな看板は今更珍しくも何ともない、今迄無視してきた、だけだ。
「例えば、隠された世界の秘密か何かが有る、道の先に、そんな感じが致します」
ヌマスが言ってジークが頷いた。
魔人ムシンが勝手に話し出す。
「変わらないよ?俺が言う事は」
つまり魔人ムシンの言いたい事は、
世界ははなから自由を好む、自由は絶対正しいのだ、自由にさえする常識を忘れなければ絶対生きていけるのだから、世界の秘密を知るかどうかは関係ない、
三人は道を進んだ。
血に染まった地球儀から赤い液体が流れていた。
ジークが言う。
「これでもか?…世界の秘密を知るか知らないかは関係がないって!言いたい事はそれだけかよ!」
魔人ムシンは押し黙る、
「そうだ…」
「もう、ムシンには愛想が尽きた、何だってお見通しだ!偉いものだ!そうだよな?【自由にさえすりゃ問題ない】もんな!?」
ジークが言ってムシンが言う。
「ジーク…、そういう不適切な発言は…」
ムシンは明らかにジークを庇っている…、
ヌマスがジークを宥める、
「まあ、喧嘩は止しなさい、ムシンさんだって【仕方がない】のですから」
ジークが魔人ムシンに謝った。
「でもじゃあどうす…、この話はやめよう、なあムシン、お前の考え方も解る…」
ヌマスが言う。
「今は悪夢から出なければ駄目ですよ?」




