滅びし世界と許されざる使者
人間と言うのは、
実に愚かな物だ。
邪悪が、【馬鹿馬鹿しい】と、言えば…、それもあるかなと、思う物だ。
…、世界は滅亡する寸前だったとする、
そう…つい【この間まで】
そう魔人ムシンが切り出したのはレストランを抜けて、悪夢から抜け出すやり方を探し始めた時だった。
「やっぱり、僕はそういう訳にはいかない、何もかも嘘をつくわけにはいかない…」
ジークと男は魔人ムシンに言う。
「もういいよ、それは」
「世界が滅亡するのを誰かが何とかしたんだよな?」
アヒルは只心配そうに、魔人ムシンを見ていた。
だが魔人ムシンは言う。
「君等は僕が頭がおかしくなったと、思って庇っているつもりだろ?…もうそうはいかない、全て本当の事なんだ!」
ジークが心配そうに魔人ムシンを見る、
魔人ムシンは話し出す。
「そう、そうだよ、【現実世界】は滅亡する筈だった、俺が…、この俺が…」
アヒルは言う。
「…もう…、ええで…アヒルが悪かった…」
アヒルが言う。
「予知夢であり悪夢である、ワシには解る、今魔人ムシンさんが言ってる事は真実や、世界中が笑い者にしても、ワシは笑わない!」
!!
ジークと男はひるがえった。
全てが解ったかのような表情に成った魔人ジークが言う。
「世界は本当は滅亡していたのか?魔人ムシンがそれを防いだのか?だが」
それは過去の事だ。
本当は表沙汰に成らない歴史だ。
男が言う。
「あの扉の先にはきっと」
皆が待っているから…、
永久に確かに居られるように成った。
【皆】が…、




