悪夢の始まり
【魔人ジーク】
赤い髪の日本人、黒い瞳に十二歳程の見た目をしてはいる、日本人にも違いがあり、【竜族】と言う【血族】ではある、
【竜族】は世界を守る守護士の種族、…その末裔である彼自身は割りかしいい加減な人間であった。
【かつて死線を隔てた仲間達】
との別れの後、彼は【世界を変える旅】に出たいと言い出した。
「世界を変える旅ぃ?」
魔人ムシンはジークにきりだす。
魔人ムシンは黒髪に黒い瞳の見た目十七歳程の日本人の男である、
因みにかつての仲間達が居なくなってから、ジークの親しい仲間はこの魔人ムシンとかいう屑だけだが、特に【セフィー】と言う【変な女】が、
居ない事によりジークとムシンは気不味く成っていた。
しかも最悪な事に魔人ムシンにはジークを馬鹿にする事を正当化するキライがあり、二人の関係が今以上厳しくなる事は火を見るより明らかであった。
「ジーク、世界を変えるには【正当な理由】が必ず必要だ」
ムシンが言ってジークは机を平手で叩く、
「正義!正義!」
「蛮勇は正義としては成り立たない」
「ぐ、ぐぬぬ…」
そこに湯呑みが宙を飛んできた。
この湯呑みは魔人ムシンの仲間の一つ、魔法の道具、簡単に言えば【魔道具】である、
「世界を変えるには正当な理由が必要だ」
湯呑みの前に扉が現れジークは吸い込まれた。
「いてて…」
夜の町にジークは居た。
目の前からアヒルが歩いてくる、そしてアヒルが言う。
「劇場は何処ですか?」
そしてジークは気絶した。




