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Day2

途中で休憩を挟んではいるものの、ほぼずっと昨日から歩いている。

そのせいか、私たちは疲れ切っていた。


誰かが、私と澪に話しかけている。


「………?」


小柄な女性は、何かを話している。

それはわかるのだが、


「………」

疲れのせいか、あまり聞き取れなかった。

おばさんの声がだめなのかな、なんてことを思いながら、何か返事を返そうと口を開く。


「あ、えっ、と…」


口を開いたはいいものの、何も言えずに困っている私の代わりに澪が話し出す。


「…はい、実はそうなんです。でも、親が勝手にやったことですから…」


ほとんどの音が遠いのに、澪の声だけは何故かはっきり聞こえた。


「…………」


澪の、そんな大層なものじゃないですよ、という声が聞こえた。

澪と目の前の女性が何を話しているのか気になりこそしたものの、聞こえないものは仕方がないということであきらめる。


何かを澪にいったおばさんは、私の方に目を向けてから続ける。

「…………」


澪まで、私の方へ目を向ける。

その視線には、まるで小さな子供を見るような心配が混じっているように見えた。

それが、どうしようもなく嫌で、寂しかった。

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